【囲碁】5代続く囲碁棋士初めて誕生 関山穂香さん4月デビュー 曽祖父は第1期本因坊
日刊スポーツ / 2025年1月31日 17時20分
初の5代続く囲碁棋士が誕生した。日本棋院は31日、同院関西総本部でプロ棋士養成期間の院生として在籍している、関山穂香(ほのか)さん(17)を「令和7年度女流特別採用棋士」として推薦し、正式採用したと発表した。関西総本部の院生師範4人全員から同院リーグ総合5位(女子1位)の成績に対し推薦を受け、関西での囲碁普及の発展に寄与する資質があると判断した。
関山さんは2007年(平19)6月26日生まれ、大阪府出身。3歳から囲碁を始めた。「自分にしかできないことをしたい」と抱負を語っていた。今年4月から対局する。
日本棋院によると、関山家は初代が関西所属の関山盛利四段(生没年不詳)、2代関山利一九段(09年12月23日~70年1月15日)は第1期本因坊、3代関山利夫九段(関西棋院、37年7月20日~92年9月2日)、4代は父の関山利道九段(関西棋院=51)。関山さんが5代目となる。
4代続く棋士としては、1例。初代木谷実九段(故人)、2代小林禮子七段(同)、3代は小林と父小林光一名誉棋聖(72)の間に生まれた娘の小林泉美七段(47)、4代は小林と名人獲得経験者の張栩(ちょう・う)九段(44)の間に生まれた張心澄(こすみ)二段(18)と張心治(こはる)初段(15)の姉妹。
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