読売ベテラン記者のフジテレビ会見への疑問指摘に石田健氏が同意「記者の問題として非常に…」
日刊スポーツ / 2025年2月1日 12時44分
読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は1日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、中居正広氏(52)の女性トラブル報道に端を発し、フジテレビが1月27日に開いた記者会見の運営方法に「非常に問題がある」と、強い違和感を指摘した。
当日の午後4時に始まった会見は、出席者を限定せず、時間も無制限で行われたため、日をまたいで翌日の1月28日午前2時23分まで10時間23時間続く異例の展開に。出席した役員5人の回答に納得できない一部の記者が声を荒らげるなど、何度も紛糾する場面があり、一部記者のルール順守を含む会見でのマナーに、SNSを中心に批判が寄せられる結果になった。
橋本氏は「記者会見(の運営)は、非常に問題があると思う。エンドレス。1日24時間しかないのに(無制限とは)どういうことですか」と、疑問を呈した。
その上で、「私がもしあそこの場にいたら、2時間で休憩時間を設けましょうと、こちらからから言います。フジ側からは言えない。そんなことをやろうものなら、全然反省がないと厳しくしかられるだけだから、記者の側からこういうルールでやりましょうと。(ルールとして設定されていた)1人2問もきちんと守りましょうという具合に言うべきだったと思う」と持論を口にした。「そうじゃなければ、こんな無秩序状態の中で…。限られた時間の中で相手から(有効な答えを)引き出すかという工夫は、記者会見で質問する側の技量が発揮されないとおかしい。ただそれぞれが好き勝手なことを、と言っては悪いが、ということでいいのか。逆に、引き出すことを引き出すことができない、という印象を受けた」と、感想を口にした。
この意見に、当日の会見に出席した際に質問者に求められる心構えを指摘し、不規則発言をいさめた「通販新聞」の記者とともに高評価を受けたニュース解説メディア「The HEADLINE」編集長で「イシケン」こと、石田健氏は「本当にそうだと思います」と、応じた。
石田氏は「実際に私が会見のなかで、当初女性のプライバシーや、今回起きた事案に対して問うようなヤジがかなり出た。怒号がかなり飛び交う中で、これが二次加害にならないかということを、みなさんに、1度フジも記者側も考えましょうということを言った。その後に1度、休憩が取られた経緯がある」と、述べた。
「不勉強で参加していないか?ということもそうですし、個人の責任は第三者委員会でない限り問えないので、だからこそ(企業の)制度や仕組みやガバナンス、構造の問題にフォーカスすべきだと思う。そういう観点があまりにも少ないのは、記者側の問題として非常に大きい」と苦言を呈した。
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