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【棋王戦】増田康宏八段「最後に差を感じました」藤井棋王に敗れてタイトル戦初登場初勝利ならず

日刊スポーツ / 2025年2月2日 20時34分

高知市「文化プラザかるぽーと」で棋王戦5番勝負第1局に臨んだ増田康宏八段(日本将棋連盟提供)

藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・王座・王将・棋聖=22)にタイトル戦初登場の増田康宏八段(27)が挑戦する、将棋の第50期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第1局が2日、高知市「文化プラザかるぽーと」で行われた。午前9時から始まった対局は、角換わりの難解な中盤から先手の藤井が抜け出した。うまく立ち回っていた増田は最後に振り切られ、タイトル戦初白星は次局以降にお預けとなった。第2局は22日、金沢市「北國新聞会館」で行われる。

増田が居玉のまま藤井の踏み込みを受け、屈した。「最後に差を感じました」。用意していた作戦で桂得したが、「先手陣の厚みと(2二にある)カベ金がきつかったです。後手8七歩に先手3九飛とされる手を軽視していました」と悔やんだ。

対藤井戦でタイトル戦に初めて登場した棋士は22年叡王戦の出口若武、23年棋聖戦の佐々木大地、同年竜王戦伊藤匠、24年竜王戦佐々木勇気といるが、4人とも初戦を落としている。増田に初登場初白星の期待がかかったが、ならなかった。

過去の対戦は1勝6敗。数字上では不利だが、23年1月と翌年1月の朝日杯準々決勝では藤井と激戦を演じている。本年度、名人戦への挑戦権を争うトップ棋士10人の総当たり戦「A級順位戦」に初参加した。27日の最終一斉対局を前に、5勝3敗と残留を確定させている。「充実されている」と藤井も警戒するほどだ。

敗れはしたが、途中までは互角に渡り合った。「集中して対局できました。中~終盤のあたりで差を感じる。(第2局まで)期間が開くのでその差を埋められたら」。大舞台での初白星は、先手番の次局で改めて目指す。

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