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玉川徹氏、政府に苦言止まらず コメ高騰で備蓄米放出の方針転換「昨年はないのに出さなくて…」

日刊スポーツ / 2025年2月6日 11時56分

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は6日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、政府が昨年来続く米価格の高騰を受けて、政府備蓄米の放出方針を決めた判断について、政府のこれまでの経緯を踏まえて疑問視した。

昨年夏、「令和の米騒動」とまで呼ばれた米不足の際にも、政府備蓄米を活用するよう求める声があったが、政府は動かなかった。しかし新米の流通が始まっても依然価格は下がらず、今回の政府の対応には後手に回ったとの批判もある。

番組では、依然コメの高価格が続いていることや、政府が備蓄米の放出に方針転換した対応でパネルで特集。昨年の米の生産量が前年比約18万トン増の679万トンだったにもかかわらず、昨年末のJAなど集荷業者の集荷量が前年比約21万トン減の215万トンだったとして、MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「非常に不思議なことが起きている。21万トンがどこかに行っている。茶わん約32億杯分、大変な量が行方不明になっている」と指摘。従来のコメの流通ルートと違った流通経路をたどっているケースもあるとして、JAなどにコメが集まらない状態が生まれている実態にも触れた。

玉川氏は、「(コメの)需要は右肩下がりで減っている。価格は需要と供給で決まるので、生産量を減らしてきた」と国の対応に触れた上で「農水省がずっとコントロールするということで対策が取られてきたが、もう転換するところに来ていると思う」と指摘。「コントロールしているつもりでも、需要がちょっと増えるとこういうことが起きてしまう。農水省がすべてコントロールしたい、というところから脱却すべき時が来ていると思う」と繰り返し主張した。

また、通常は大凶作や災害時のみに放出可能としてきた政府備蓄米の放出方針に、政府が転換したことにも言及。「昨年は、コメがないと言っていた。ないときには出さなきゃいけないのに、それでも出さなくて、結局、半年くらいたってこういうふうになっている」と苦言を呈し、「結局、農水省の硬直化がある。せっかくあるものを、機動力を持ってそれを使えない。そこが問題であって、別に価格をコントロールしろという話ではない」と訴えた。

羽鳥が「去年も、ないのになんで出さないの?という話でしたよね。スーパー行ってもないんです」と述べると、玉川氏は「なくてパニックみたいな感じになっていたんでしょう?」と応じ「そういう時には、『出します』と言うだけで、全然違うんですよ。安心できるから。それを政府が『いや、出せません。そういう時に出す仕組みになってません』と。いや、そういう仕組みはあなたたちが今まで前例踏襲ででやってきただけの話でしょ、という話なんですよね」と、苦言が止まらなかった。

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