水原一平被告に量刑言い渡しへ 対立する検察と弁護側は「場外乱闘バトル」国際弁護士が指摘
日刊スポーツ / 2025年2月6日 18時58分
国際弁護士の吉田大氏は6日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜午後1時55分)に出演し、ドジャース大谷翔平選手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われた水原一平被告(40)に対する量刑言い渡しが現地時間の6日(日本時間7日)に言い渡されるのを前に、検察側と弁護側で応酬が続いていることについて、異例の「場外バトルのような状態」などとコメントした。
水原被告に対して、ロサンゼルスの連邦地検が禁錮4年9カ月と釈放後3年間の保護観察処分、大谷への約1659万ドル(約25億7000万円)の賠償などを求刑したと先月23日(日本時間24日)、複数の米メディアが報道。水原被告側は連邦地検との司法取引に応じて罪を認めたが、被告側が求めているのは禁錮1年6カ月への減刑で、検察側の求刑とは大きな開きがある。
吉田氏は「検察側はこの段階で、新しい事実をどんどん出してきている。大谷選手に関する本を少なくとも1冊出しているとか、水原氏の若い時の免許証を出したり、さながら『場外乱闘バトル』のような状態になっている」と、検察側と弁護側によるそれぞれの主張について解説した。
また水原被告の代理人を務め、やり手で知られるマイケル・フリードマン弁護士について「いわゆるヤメ検。検察側がどのように進めているかは分かっているはずなのに、このような(検察が求める求刑内容から)大きく外れた1年6カ半年という主張をするということに、検察側は『何だ』というリアクションをしている可能性がある」と、双方のバトルの背景についても触れた。
検察側は先月、水原被告が大谷になりすまし、銀行に送金を依頼する内容の音声を証拠として公開したが、吉田氏は「裁判所を向いているというより、一般の人やメディアを向いて、すでに知っている事実を強烈な形で世の中に知らしめるためにやったと考えている」と主張。予想される量刑として、検察側の主張とともに、連邦保護観察所が主張する『4年程度が妥当』というコメントに触れ「2つは大きな指標になると思う」と述べた。
検察側は賠償金約26億円の支払いも求めているが、吉田氏は「これには利息もかかってくる。今のアメリカの公定歩合はだいたい5%で、それを考えると金利だけでも1億円かかる。現実には(大谷が)この被害を取り戻すのは難しいかなと思います」との見方を示した。
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