ミッキー吉野夫人の祥江さんが個展開催会見 同席した夫は「作風がだんだんポップになってきた」
日刊スポーツ / 2025年2月12日 16時26分
油絵画家吉野祥江氏(54)の個展「吉野祥江展-ヤギLoves It!-」が12日、東京・玉川高島屋でスタート。夫でゴダイゴのリーダー、ミッキー吉野(73)と会見した。
ヤギのオブジェ、油絵が展示された会場で、祥江は「ヤギの世界。18日までヤギ尽くしの展覧会を楽しみに来ていただければありがたいです」と笑顔を見せた。ここ数年はアメリカなど海外を中心に活動して、日本の高島屋での展示会は17年、19年に次いで5年ぶり3回目。「待ちに待っていました。アメリカで長くやっていたので、日本でどういう反応が出るか、この1週間はワクワクしていました。アメリカの展示会は、1週間で3万人が訪れて、ダイレクト、ストレートに言ってくれるんで勉強になるんです」と話した。
ヤギをモチーフにすることに「日本では、ヤギは紙を食べる。悪いものを全部食べてくれれば、明るい世の中になる、それを訴えていきたいと思いました。ミッキーの影響も受けていて、(リーダーを務める)ゴダイゴが掲げているダイバーシティー(多様性)、『ビューティフルネーム』という歌の影響です。アメリカ人、日本人もいるワールドワイドなバンドで、ヤギは白ヤギ、黒ヤギ、茶ヤギが仲良くやっているから」と笑顔を見せた。
“吉野祥江の営業部長”として、胸に「吉野」のネームの入った高島屋のバッジを着けて登場したミッキーは「ここ3年で、作風がだんだんポップになってきた。アメリカの展示会では反応がすごい。良ければワーッと来るし、細かい技術的なことも見てくれる。それが作風にも影響してきた。理屈じゃなく、喜んでくれる」と話した。
この日の会見の背後に飾られた絵にはミッキーの姿も描かれている。「僕が古希(70歳)になった時に出したアルバム『Keep On Kickin' It』で描いてくれたジャケット。いろいろな人種がいるダイバーシティー。古希になった時から“こき”使われている。忙しくなって“こき”使われています(笑い)。この2日間くらいは結構、大変でした。『口動かさず、体動かせ』と言われています」と笑った。
祥江氏のお気に入りの作品は、ヤギの手足から糸が描かれている。いわれている。「まだ、ヤギがマリオネット(操り人形)で、世界中の誰かに操られている。ヤギを描き始めた頃の作品。自分の中では、キーポイントになる絵かな」と話した。
来年はゴダイゴがデビュー50周年。祥江氏は「私は、これから今年はロンドン、来年はタイで展示会を開きます」。ミッキーが「なるべく近いところがいいですね」と言うと、祥江氏は「なるべく(恩を)返すように頑張ります。忙しい年にしたいですね」と話した。
ゴダイゴの50周年について、ミッキーは「ゴダイゴは自分で作って、50周年。振り返ると、他のメンバーやファンと違う思いもある。自分の中では、どういうことをやれば一番いいかなと考えている。今年の4月から50周年目に入るので、何をやるか、難題を事務所の社長に吹っかけようと考えています」と話した。
20歳近く年が離れているが、ミッキーは「夫婦げんかはいつもだよ」。祥江氏は「なんか言い合っています。怒っています」。ミッキーは「どうしようもないじゃないですか。答えが出ないといやだから、言い合っています」と笑った。
それでも、祥江氏は「私はミッキーの作品をリスペクトしている。ミッキーも絵画をリスペクトしてくれる」。ミッキーは「僕は年取って来て、どうでもいいかなと(笑い)。面倒くさいことでも、割とニコニコやっちゃう。そういう時期になって楽かな」と話した。
夫婦円満の秘訣(ひけつ)をミッキーは「歳が離れているとか、世代のギャップ感じない。話していると、そんなミニ情報はいらないと言われるけど、そういうのって結構大事。もっと下の世代も、みんなと仲良くできる。昭和の大変な時期に芸能界に入ってしまってたので、危ないことたくさん見てきた。言葉遣いとかも注意されていますから。夫婦の年齢が違うのもダイバーシティーのひとつ。ゴダイゴってね、宗教がみんな違う。ユダヤ教、キリスト教、神道、仏教がいるグループ。そういうのが大事」。
祥江氏は「けんかすると、次の日にミッキーがコロッと忘れてるので、それでうまくいく。家事もやってくれるんですけど、すごく下手。コロナの時におにぎり作ってくれたんですけど、グッチャグチャでした」と笑った。
◆吉野祥江(よしの・さちえ)1971年(昭46)1月18日、東京・世田谷区生まれ。07年に韓国・弘益大絵画科卒業。同年、ミッキー吉野(72)と結婚。15年モダンアート展優秀賞。23年にアート・エキスポ・ニューヨークでベストブースデザイン賞。同年レッド・ドット・マイアミで最優秀国際出展者。
◆ミッキー吉野(よしの) 本名・吉野光義。1951年(昭26)12月13日、横浜市生まれ。米バークリー音楽大学卒。86年に音楽学校を創設し学長に就任。映画「スウィングガールズ」(04年)で、岸本ひろし氏とともに日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。作曲した「君は薔薇より美しい」(79年、布施明)が大ヒット。ゴダイゴとしてNHK紅白歌合戦に3回出場。
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