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河合優実主演女優賞「映画を通して信じることを届けたい」大先輩エールに気持ち新た/ブルーリボン賞

日刊スポーツ / 2025年2月13日 5時30分

笑顔で写真に納まる主演女優賞の河合優実(左)と助演女優賞の小泉今日子(撮影・丹羽敏通)

<ブルーリボン賞>

第67回ブルーリボン賞(主催・東京映画記者会=日刊スポーツなど在京スポーツ7紙の映画担当記者で構成)の授賞式が12日、東京・イイノホールで行われた。主演女優賞の河合優実(24)は、吉永小百合(79)小泉今日子(59)の両大先輩から、ならではのエールを送られ、映画への思いを新たにした。

   ◇   ◇   ◇

主演女優賞の贈賞中、司会の吉永が「せっかくだから2人で」と小泉との2ショットをうながすと、河合の表情が和らいだ。

CMで小泉の「なんてったってアイドル」をカバー。TBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」で共演しながら一緒のシーンがなく、この日が初対面という不思議な縁だった。「あのCM、実はとってもうれしかったんですよ。純子(不適切-の河合の役名)の演技もずっと楽しく見てました」。気持ちいいくらいストレートな先輩のエールに「ありがとうございます!」と笑みがこぼれた。

ナレーションを含めると8本の多彩な演技で助演女優賞を得ながら「そんなにいい仕事できたかな」と振り返る向上心の強い元トップアイドルの言葉は重い。

「エンタメの世界にはいろんなことがあるけれども、真摯(しんし)に作っている人はたくさんいると現場で思ってます」と小泉が語れば、河合も「いろんなことを信じることが難しくなることが起こっています。だからこそ、映画を通して信じることを届けたい」と思いを重ねた。

式後の舞台袖では、吉永の最初の主演女優賞が16歳だったと知って、目を丸くした。過酷な環境から抜け出そうとする少女を演じた受賞作「あんのこと」について吉永から「最後の方では(河合演じる)主人公を抱き締めたくなりました。演技じゃない、役に入っていた」と絶賛され、「そんな風に言っていただけると…」と声を詰まらせた。【相原斎】

◆ブルーリボン賞 1950年(昭25)創設。「青空のもとで取材した記者が選出する賞」が名前の由来。当初は一般紙が主催していたが61年に脱退し、67~74年の中断を経て、東京映画記者会主催で75年に再開。ペンが記者の象徴であることから、副賞は万年筆。

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