アルツハイマー型認知症の研究「J-ADNI」のデータ改ざん疑惑に対する報告書

認知症ねっと / 2014年12月26日 10時4分

写真

「J-ADNI(ジェイ・アドニ)」のデータ改ざん問題とはJ―ADNI(ジェイ・アドニ)は、2007年にアルツハイマー病の早期発見や根本的な治療法の開発を目指し調査、研究をおこなうためにできた組織だ。そのJ―ADNI内で、データを改ざんがあるのではないかと内部の関係者より通報があった。

改ざん疑惑が浮上した研究とは、軽度のアルツハイマー病患者、約600人を対象に記憶力と脳の働きの関連などについて、平成19年から3年間の追跡調査をおこない、追跡調査結果をもとに新薬開発を考えていこうとしていたデータだった。

内部通報を受け、厚生労働省が、関係者から事情を聴くなど調査をおこなった。その調査の中でJ―ADNI研究チームの責任者は「意図的な改ざんはなかったが、不適切な処置があった。データの内容を検証するための委員会を設置してほしい」との考えを述べた。

東京大学、第三者委員会見解は!データ改ざんの疑いを受け、東京大学、第三者委員会は、平成26年8月29日~12月19日の約4ヶ月間、調査をおこなった。調査内容は、軽度認知機能障害患者に対する追跡調査データの「改ざん」の有無など4項目についてだ。

第三者委員会は、調査結果を報告書にまとめて提出している。その中で「改ざんに当たるデータ修正はなかった」と発表した。

同報告書では他に「今回の責任の1番は、責任者(主任研究者)にある」としたが、多くは心理データのチェックから起こった問題であり、「内部通報を含めた他研究者にも責任がある」と指摘している。 

内部通報者の告発で、研究が約1年間にわたってストップしていたが、疑惑が解消され、これで再開されることになる。

(画像は東京大学HPより)


認知症ねっと

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング