同志社大、アルツハイマー病原因タンパク質異常化の謎を解明

認知症ねっと / 2019年7月7日 10時0分

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アルツハイマー病特有の病変形成を明らかに

同志社大学宮坂知宏准教授、御園生裕明教授、重井医学研究所松山誠室長を中心としたグループは、アルツハイマー病をはじめとする認知症の原因とされるタウ(タンパク質)の異常化の謎を解明しました。

アルツハイマー病をはじめとする認知症では、神経細胞内にタウとよばれるタンパク質が異常に蓄積します。このタウの蓄積こそが、神経細胞がはたらかなくなる直接の原因と考えられています。実はタウは健康な人の脳にも豊富に存在しておりますが、なぜ高齢者の脳で異常な振る舞いをするのか不明でした。

ルールに反して無駄に作られたタウが細胞体に異常局在

研究グループは、はじめに組織中のタウを高感度に検出できる抗体を作成し、様々なモデルマウス脳におけるタウの産生や局在を調べました。その結果、タウは本来周産期にさかんにつくられ、脳の発達とともに産生にブレーキがかかること、このルールに反して成熟後の神経細胞で無駄に作られたタウが細胞体に異常局在し、これがアルツハイマー病特有の病変を形成することを突き止めました。

タウの正常な機能には作られるタイミングが重要であり、その破綻が認知症発症の鍵となる可能性が考えられます。この成果は米国の専門誌、ジャーナルオブニューロサインス誌に掲載されました。

(画像はプレスリリースより)

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