介護ロボット『ニンニンPepper』、未来の認知症ケアの救世主となるか?

認知症ねっと / 2015年10月12日 10時0分

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「Pepper App Challenge 2015」最優秀賞「Pepper App Challenge 2015 あなたのロボアプリで未来を拓け」コンテストが、ソフトバンクロボティクスの主催により開催された。「Pepper(ペッパー)」は、ソフトバンクのCMでおなじみの白いボディでちょっと愛嬌のある感情認識パーソナルロボット。

今回のコンテストは、ロボアプリを通じて新しいライフスタイルやコミュニケーションのあり方を考えようとおこなわれたもので、全国から約100作品の応募があり、プロジェクトチーム・ディメンティアの『ニンニンPepper』が、みごと最優秀賞とベストソーシャルイノベーション賞のダブル受賞となった。

プロジェクトチーム・ディメンティア日本は、10年後には65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症あるいはその予備群となると推定され、「認知症大国」となる日も目前といわれている。『ニンニンPepper』開発チームは、この社会課題を克服する一助となるべく集まった多職種のチーム。

現代は、老夫婦が介護し合う「老老介護」ばかりか、認知症の夫婦が介護し合うという「認認介護」も増えつつあるという。『ニンニンPepper』は、その名が示すように、孤立化が進む認知症高齢者の救世主たらんとして開発された「認知症高齢者支援ロボットアプリ」。

認知症高齢者支援ロボットアプリ『ニンニンPepper』にできる認知症高齢者とのコミュニケーションには、服薬をうながし、撮影した服薬状況を医師や家族に送信する「服薬管理」、乱れがちな高齢者の生活リズムを整える「あいさつ機能」、データの送受信機能を使った「孫との会話」などがある。

開発チームは、メンバーの看護師や介護現場でのヒアリングなどから、認知症患者の実際の行動傾向を分析し、反応を想定しながら会話を組み立てている。デモ映像の『ニンニンPepper』と高齢者役の男性とのやりとりが、ユーモラスでのんびりしていておもしろい。

『ニンニンPepper』には、今後クラウドAIの技術開発を進め複合的な連携をとることで、孤立しがちな高齢者と医療、遠く離れた家族らをつなぐ架け橋としての可能性が大いに期待できるといえるかもしれない。

(画像はニンニンPepper公式サイトより)

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