話がうまくなる3つのコツ~『人は話し方が9割』著者・永松茂久
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年7月7日 8時10分
黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に株式会社人財育成JAPAN代表取締役・永松茂久が出演。話し方がうまくなる3つのコツについて語った。
黒木)今週のゲストは、株式会社人財育成JAPAN代表取締役の永松茂久さんです。話し方がうまくなるには3つのコツがあるということですが、教えていただけますか?
永松)いちばん大切なことは、否定のない空間に自分の身を置くことです。私たちの塾では「否定禁止」ということをルールにしています。人が夢を語ったり、やりたいことを発言しているときに、「それは無理だよ」などと言うのではなく、「そうなんだ。それいいよね」という形で、否定ではなく肯定するのです。1つ目は「否定しない」ということです。特に真新しいことではないと思います。2つ目が、「笑顔でうなずく」ということです。
黒木)話し方なのに、笑顔でうなずくのですか?
永松)これは常に意識して行わなければなりません。コミュニケーションのなかで、自分が話すときに真顔で話し、人が話すときにも真顔で聞く。やはり、スキルよりもメンタルだと私は思います。好きな人と話すときは、誰もがいい話をしています。ということは、なるべく自分自身をそうしたメンタルに持って行けばいいのです。「笑顔でうなずく」ということも、私の塾や会社のルールにしています。
黒木)なるほど。3番目は?
永松)「プラストーク」ということです。人の心が明るくなる、前向きになる話をすることを意識して心がけるのです。「そうなんだ。いいね」と言って、相手を受け入れる。それは、大きく分けるとプラストークなのだと思います。「そうは言っても、でもね、だって」と相手を否定することがマイナストークの部門であるとすれば、意識してプラストークをする。とは言いましても、なかなか書いている私自身もつい、マイナストークをしてしまったと反省することもあります。
黒木)当たり前のことですが、そうしたことは意識していないと路線変更できませんよね。
永松)ですので、否定せず、笑顔でうなずくプラストークというのは、「絶対にこれをしなければいけない」というものではありません。意識さえしていれば、自然に変わって行くと思います。マイナストークを10していた人間が9になれば、1減っているということです。少しずつ言葉を変えて行くことが大切なのではないかなと思います。
黒木)話し方を変えて行くことによって、人生も変わるということですか?
永松)少なくとも、私と私の周りは変わりました。話し方の影響がいちばん大きかった気がします。店のスタッフもそうですし、いまの塾の仲間たち、コンサルをやっているクライアントさんたちもそうです。人間は誰もが、自分のことにいちばん興味がある生き物です。集合写真を撮って、他人から見る人はいないと思います。自分はどこに写っているのか、写りはどうかと、つい自分を見てしまうのは自然なことです。自分だけではなく、目の前にいる人も、やはり自分のことがいちばん大切であり、自分に興味がある生き物なのです。誰もが自分のことを理解して欲しいし、わかって欲しい、認めて欲しいと思っている。そして3つ目は、「わかってくれる人のことを好きになる」。この人間の3大原則だけを覚えておけば、相手の立場に立って考えようということに、少しだけ近づけるのではないかなと思います。
永松茂久(ながまつ・しげひさ)/株式会社人財育成JAPAN 代表取締役
■大分県中津市生まれ。実業家。
■2001年、26歳で地元中津に夢のたこ焼き屋「天までとどけ。」を開店。わずか3坪で大行列をつくり、日商平均25万円を得るたこ焼き屋として有名に。
■2005年、生涯納税額日本一の大商人・斎藤一人氏と出会い、数々の教えを伝授される。
■その教えを活かし、数々のお店を経営し、大繁盛店に育て上げる。
■「一流の人材を集めるのではなく、いまいる人間を一流にする」というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で多くの講演、セミナーを実施。「人のあり方」を伝えるニューリーダーとして、多くの若者から圧倒的な支持を得る。
■現在は経営、講演だけではなく執筆、人材育成、出版コンサルティング、ビジネスコーチング、イベント主催、映像編集、ブランディングプロデュースなど数々の事業を展開。鹿児島県南九州市の「知覧ホタル館 富屋食堂」の特任館長も務める。
■2019年4月、東京に自社のセミナールームである「麻布『翔』ルーム」をオープン。同時に、自身の実業・出版・講演の経験をベースに、ここから飛び立つ人たちの育成スクールである「永松義塾」をスタート。
■著書多数。累計発行部数は130万部を突破。2019年9月には、すばる舎から『人は話し方が9割』を出版。
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