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東京の新たな感染者131人……どこか1か所拠点の病院をつくって集約すべき状況~辛坊治郎が提言

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年7月27日 19時58分

東京の新たな感染者131人……どこか1か所拠点の病院をつくって集約すべき状況~辛坊治郎が提言

国立国際医療研究センターの敷地内に設置された新宿区新型コロナ検査スポットを視察、検温した加藤勝信厚労相(左)=23日午前、東京都新宿区の国立国際医療研究センター

7月27日、東京都内で新たに131人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、19日連続で100人を超えた。

そうしたなか、キャスターの辛坊治郎は7月22日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、新型コロナウイルス感染症の検査・医療体制への違和感について語り、提言を行っている。

加藤勝信厚労相 国立国際医療研究センター 「新型コロナ検査スポット」を視察=2020年4月23日午前、東京都新宿区の国立国際医療研究センター 写真提供:産経新聞社

辛坊)大阪・ミナミの検査場で、「とにかく、来たら検査してあげるよ」と言って、上限は1日90人ですが、先着順のようなかたちで検査をしていると、2割が陽性ということですが、大半が無症状です。言ってみれば、相当感染は広がっていると思います。

「感染している人をいち早く見つけて、そこからクラスターになるのを阻止して、そこからひとり感染者が出たら、その周辺をPCR検査して、次々感染者を隔離していくことで、感染拡大を防止する」というのが、もともとPCR検査がなぜ必要なのかという、出発点なのです。調べてみたら2割感染している、という状態だと、そういう類の病気ではないのではないかと思います。

大阪ミナミには3ヶ所くらい臨時検査場というのがあり、90人が上限ですが、たとえば900人とか9000人を上限にしたら、感染者が100人とかではなく、何千人と出るというのは、十分に考えられることであります。そうすると、クラスターを発見してクラスターを防止するということが可能な病気なのかどうなのか。「2類感染症」ということで、「3類」のコレラや赤痢よりも重い扱いであるのに、無症状の感染者のみなさんが歩き回って、看護師さんやお医者さんが完全予防の防護服で対処するという、漫画みたいなことが起きている。このことについて、ちょっと、みんな真剣に把握しないと、と思います。

次、このままいくと、冬に発熱者、インフルエンザ、様々な発熱者が出てきますから、全員PCR検査をして隔離して、出てきたら相当数感染者が出てくるでしょう。そのときに、無症状でも、どこか病院に入れなくてはいけないというのが、いまの感染症予防法上の建前です。東京はホテルを用意してあと2000人、無症状の人が入れる施設をつくりますと言っているけれども、そんなことをしていたら、きりがないじゃないか。

宮崎裕子記者)辛坊さんがおっしゃっているように、都内は病院数が多いので、いろいろなところに分散させて、軽症者を入れていますけれども、やはり、ひとつの病院に集約させるという、いわゆる大阪方式ですよね。東京がいま、どうなっているのか、先ほど電話で取材をしたですけれども、まだひとつの病院に集約するか調査中ということでした。

辛坊)とにかく、どこか1か所拠点の病院をつくって、とにかくたらい回しがないように、感染していて重症なら確実にここに行けば手当をしてもらえる、というところをつくっておかないと、これから冬に向けて大変じゃないですか、という感じはします。

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