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リモートドラマ「同窓会」シリーズが話題 女優・藤田朋子がコロナ禍での活動を語る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月11日 21時50分

リモートドラマ「同窓会」シリーズが話題 女優・藤田朋子がコロナ禍での活動を語る

女優の藤田朋子が、8月10日(月)放送の、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演。コロナ禍で取り組んでいた活動について語った。

新型コロナウイルスの影響を受け、舞台などエンターテインメントの形が制限されていた中、藤田はリモートドラマ「同窓会」を企画。緊急事態宣言中での制作とあって、打合せから、本読み、本番の撮影まですべてをオンライン上で行ったそうだ。

垣花正:緊急事態宣言中はどのように過ごしていたんですか?

藤田:ステイホームしていました。ウチの主人も演奏家なんですけど、電話がかかってくる度にスケジュール表にバツをつけていて。この4ヶ月間何もなかったですね。

垣花:歌手の方はコロナ禍でも、曲をSNSにUPしたり、歌つなぎが盛り上がったりしていました。

藤田:歌手の方たちがそういう楽しいことをやってるのを見て、私も「#おうちでエチュード」っていうのを始めたんですね。私が「どうしたの?」「なんで?」「はぁ」とかっていう5つの言葉を動画で撮って。その言葉の間にみんなが自由に挟み込んで、一つの物語を作るんです。

垣花:結構ハードル高そうですけど、かなりの反響があったんですよね。

藤田:若手の役者さんたちが頑張ってくれて、今、面白い動画がいっぱいUPされています。それで「こういうのをやり始めたんだけど」って役者さんやスタッフさんに言っていたら、太田隆文監督が「僕が台本、書いてもいいよ」って言ってくれて。一週間くらいで台本が完成して、リモートドラマ「同窓会」ができました。

垣花:役者さんのキャスティングも藤田さんがされたとか。

藤田:監督に「トコちゃんが言いだしっぺなんだから任せるよ」って言われて。「ノーギャラだけどいい?」って集まってくれたのが二階堂智くんに、矢田政伸くん、藤丸千ちゃんに神野美伽さん。

垣花:これがリモートドラマ「同窓会」。撮影するまでのスピード感がすごいんですよね。

藤田:あっという間でした。台本をもらって1週間ぐらいかな?リハーサルも、本番の前日に読み合わせして、ほとんどリハもしないでぶっつけ本番でやって。その日の夜に編集してくださいました。

垣花:すごいスピード感ですね!

藤田:それを観たミュージカル俳優の入絵加奈子さんが、「私たちもリモートでミュージカルやりたいです」って言うから「ミュージカルは難しいんじゃないの?でも、できたら面白いだろな」って思って。そこからピアニストの伊藤さんを紹介していただいて。その日のうちに曲を作り始めてくださって。ミュージカルにするので、太田監督に台本を書き直してもらおうとしたら「トコちゃん、ミュージカル詳しいから自分で書けば?」って言われて。それで「じゃあやってみます」ということで、演出も私がやりました。(リモートミュージカル『同窓会』としてYouTubeで公開中)

垣花:リモートでミュージカルって難しくなかったですか?

藤田:そうなんです。Zoomで撮ってたんですけど、音がズレたりして5人一緒に歌うことができないんですよね。今はソフトがあるので、できないこともないんですけど、当時は難しくて。だから歌の部分は、あらかじめ一人ずつ録音したものを編集してまとめて。本番でそれを聴きながら口の動きを当てて歌ったんです。でも今度は、音はズレないんですけど、全員の口の動きがズレるんですよね。だからZoomはイヤモニ用と画面用の2つを使って音と口の動きを合わせながら撮影しました。

垣花:他に撮影で大変だったことはありますか?

藤田:目線を合わせるシーンもあるんですけど、その場にいないので目線が合わないんです。なので位置を指示したり、あとWi-Fi環境が悪い時は早めに報告したり。逆にみんなそういうスキルが身につきましたね。

リモートドラマの制作にあたり、新たにパソコンを購入し、撮影スキルを学んだという藤田。自ら撮影・編集をすることで心境に変化があったといい、「編集の仕方とか音の取り方を学んで。私、スタッフさんの気持ちが分かりました」と語った。

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