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関西の知事がみな「お盆の帰省は問題ない」というわけ……辛坊治郎が持論

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月14日 22時30分

関西の知事がみな「お盆の帰省は問題ない」というわけ……辛坊治郎が持論

キャスターの辛坊治郎氏が8月11日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。コロナ下での帰省などの「移動」について各県知事の判断が異なることについて持論を語った。

会見する小池百合子東京都知事=2020年8月6日午後、東京都新宿区 写真提供:産経新聞社

コロナ下での移動について各都道府県の対応がわかれる

お盆休みの前半、各交通機関は例年の半分以下の利用率となった。新幹線の自由席で利用率の高かったものでは、北陸新幹線の一部で30%程度、東北新幹線の一部で40%となった。そんななか各都道府県の知事は県外からの移動に関してコメント。自粛要請をする県としない県で対応が大きく分かれている。

辛坊)厳しいところの一等格で言うと東京ですかね。

・東京都「この夏は都外への旅行や帰省を控えて」
・富山県「首都圏、関西圏、中京圏など感染者が多く発生している地域との往来は自粛を」
・福井県「東京からの帰省は自粛を、感染が拡大する21都道府県からは慎重に判断を」
・静岡県「できる限り控えて。愛知県、県を跨ぐ帰省は控えて欲しい」

辛坊)……など、厳しいことを言う知事さんがずらっと並んでいる一方で、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県は一転。

増山)関西の方が。

辛坊)関西全部ですね、これ。

・滋賀県「お盆の帰省はむしろしていただきたい」
・京都府「帰省の自粛などをお願いする考えはない」
・大阪府「帰省すること自体は問題ない」
・兵庫県「帰省は不要不急ではない」
・奈良県「一律に自粛をお願いすることは考えていない」
・和歌山県「帰省をやめましょうと言う気はない」

増山)ものの見事に関西地方は。

辛坊)これはものすごくよくわかりますね。なぜ関西地区だけこんなにニュアンスが違うのかと言うと、関西では比較的まともな報道が行われているからだと思います。つまり、関西ではこの病気は一体どの程度でどういう形で恐れなくてはいけないのかという点に関して、関西のローカルニュースはかなり安定して事実関係を伝えていて、煽る報道をしていないので、関西の皆さんは比較的落ち着いているというところが言えるのかもしれないとは思います。本当のところはわかりませんけれども。

記者会見で「ポビドンヨード」うがい薬の注意点について説明する吉村洋文大阪府知事=2020年8月5日、同府庁 写真提供:時事通信社

大阪府知事が引っ張って周りの知事が乗る形

辛坊)基本的に関西は大阪の知事、市長が全体の世論を引っ張っているところがあります。このお盆期間中、あるいはその前の連休における移動の自粛の呼びかけに関しても、基本は大阪府が先行して隣の人口の多い京都府と兵庫県が後ろからくっついて行って、横並びでほぼ同じ対策をする。ところが関東は、個性的な知事さんが多いのですよ。東京都知事は小池さんで、千葉県知事は元俳優さん、埼玉県知事は学者さんというかタレントさん、神奈川県知事も元キャスター。それぞれの方がそれぞれ独自に頑張るわけです。だから、みんな別々の基準で別々の発言をしてしまうわけですね。「発言したい」とまでは言いませんが、「発言してしまう」わけです。ところが関西はそういう意味では地味な人が多いですから。

増山)そういう問題なのですか?

辛坊)だから基本的に大阪府の知事が引っ張っているところに周りがなんとなく乗る形なので、なんとなくトーンが似てくるというところがあります。

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