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戸田恵子が専門家に訊く、後悔しない“子ども乗せ自転車”の選び方

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月19日 12時40分

戸田恵子が専門家に訊く、後悔しない“子ども乗せ自転車”の選び方

8月16日(日)、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)が放送。自転車専門誌を発行する、ライジング出版の田村直規さんをゲストに招き、“自転車”について特集した。

最近は新型コロナウイルスの感染を防ぐため、自転車が脚光を浴びている。これは日本だけに留まらず、世界的に自転車ブームとなり、6月以降は欧米で4割~5割も自転車人口が増え、インドネシアをはじめアジアでも、自転車不足になっている所が多い。

番組では、自転車に詳しい田村さんに、ブームの背景や、都内で活躍中のシェアサイクルについて、後悔しない子ども乗せ自転車の選び方を聞いた。

戸田:このコロナ禍で、実際に自転車の利用者は増えているんですか?

田村:急に、街中で大きなリュックを背負って食べ物を運ぶ人の姿がたくさん増え、子供さんは学校に行けなくなって、運動不足になるということで、親御さんが自転車を買い与える、ということが全国的にかなり増えています。以前より子供も自転車も、ウィズコロナ時代に街に出てきたというところで、明らかに自転車ユーザーの幅が広がっています。

戸田:自転車で通勤する方も多くなりましたもんね。

田村:そうですね、満員電車を避ける通勤手段ということで、自転車を選択肢にされる方が以前より増えています。

戸田:田村さんは自転車通勤ですか?

田村:私は家からバスで最寄り駅に向かうのですが、電車がトラブルで遅延していることが分かったら、そのままバスで“シェアサイクル”がある所まで行きます。そこで自転車に乗り、会社のすぐ近くにもシェアサイクルのポートがあるので、電車のトラブルに巻き込まれず、自転車で出勤することができるので、そういう有事の時にこのやり方は役に立つと思います。

戸田:シェアサイクルは、どこからでも乗れるのですか?

田村:東京では、あの赤い自転車が止まっているシェアサイクルのポートがあって、そのポートならどこで借りて、返しても大丈夫です。ネットで検索していただければ、自転車のポートをすぐに確認できますよ。

戸田:自分の自転車を持たず、そういうシェアを活用してもいいですね。

田村:そうですね。非常に合理的な生活ができます。

戸田:それぞれの用途に合う自転車があると思うんですが、いわゆるママチャリというのは、何かおすすめの自転車ってあるんですか?

田村:ママチャリは電動のものと、電動じゃないものがあります。今、電動タイプが(性能が)非常に良くなっています。

戸田:はい。

田村:ママチャリの中でもお子様を乗せられる“子乗せタイプ”と言うんですが、街中で、前後にお子様を乗せて颯爽と走っているのを見かけますよね。

戸田:あれ、凄いですよね。自転車の前と後ろに、お子さんを乗せても大丈夫なんですか?

田村:そういう規格があって、前後に子供を乗せてもいい規格の自転車を絶対に買っていただきたいし、そうでなければ危険です。子乗せタイプの自転車は自分の趣味で買う自転車ではありませんので、子供と一緒に自転車を見に行って、子乗せシートに乗せて、自分がハンドルを握ってみて、この重さを自分でコントロールできるかどうかを確認する。

戸田:はい。

田村:そして、子供がチャイルドシートを嫌がることがあるわけです。結構高いのに、買ってからお子様がどうしても嫌だ、となると後々面倒ですから、それも含めて必ず子供を連れて行って買った方がいいです。もう一つ専門的に言わせていただくと、自転車は倒れやすいので、子供の手と足を外から覆うタイプのチャイルドシートがあるので、そちらの方が安全です。

戸田:なるほど。自転車って荷物を前に乗せただけで、すごくハンドルをとられるので大変ですよね。お子さんを乗せていたら、なおさら。

田村:今はそういう課題に対して、自転車メーカーが“低重心タイプ”というフレームを作っています。それは、重たい物を乗せた時に重心が低いので、よりフラつかないようになっているので、ぜひ、低重心タイプで、幼児二人適合のマークのものを選択するのが、後悔しない自転車選びだと思います。

子乗せタイプを購入したい場合は、子供と一緒に買いに行く、チャイルドシートは手と足を外から覆うタイプを選ぶ、低重心タイプか、幼児二人適合のマークがあるか確認することを、チェックポイントとして挙げた田村。またこの他にも、自転車を使った自治体の取り組み、医療関係者に向けた自転車サービス、道の駅のサイクルステーションについて紹介。健康増進や環境のため、そして三密を避ける為にも、いつもの生活に自転車を取り入れてみてはいかがだろうか。

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