『青くて痛くて脆い』吉沢亮×杉咲花 その“嘘”に驚愕！

【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね　第890回】

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X（トーキョー シネマ クラウド エックス）」。

今回は、8月28日公開の『青くて痛くて脆い』をご紹介します。

『青くて痛くて脆い』

大人気作家・住野よるの最高傑作、実写映画化！

デビュー作「君の膵臓をたべたい」が累計200万部を突破し、2017年に公開された映画も大ヒットを記録。“キミスイ”ブームを巻き起こした、住野よる。

いまもっとも若者に人気がある作家の名著「青くて痛くて脆い」が、実写映画化されました。

『青くて痛くて脆い』

『青くて痛くて脆い』のあらすじ

人付き合いが苦手な田畑楓と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃。

ひとりぼっち同士の大学生2人は、“世界を変える”という大それた目標を掲げた秘密結社サークル「モアイ」を立ち上げる。それなのに、秋好は“この世界”からいなくなってしまった……。

秋好の存在なき後、社会人とのコネづくりや企業に媚びを売ることを目的とした“意識高い系”の就活サークルに成り下がってしまった“モアイ”。そして、ひとり取り残されてしまった楓は、怒りや憎しみを増幅させて行く。

秋好が叶えたかった“夢”を取り戻すために、あいつらをぶっ潰す。モアイをぶっ潰す。楓は親友や後輩と手を組み、“モアイ奪還計画”を企てる……。

『青くて痛くて脆い』

『青くて痛くて脆い』のみどころ

田畑楓を演じるのは、いまもっとも旬な俳優・吉沢亮。そして秋好寿乃役には、若手ながらも着実にキャリアを重ねている杉咲花。

人気と実力を兼ね備えた2人だからこそ体現できる、青春の“青さと痛さと脆さ”が、見事にスクリーンに焼き付けられています。

共演には、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずきと個性的な顔ぶれがズラリ。さらに光石研、柄本佑がしっかりと脇を固め、これまで誰も観たことがない驚愕の青春サスペンスが誕生しました。

『青くて痛くて脆い』

“大切な仲間”と“居場所”を奪われた青年が、“嘘”と“悪意”にまみれながら復讐して行くストーリーは、スリリングかつ衝撃的。隠された“真実”に気づいた瞬間、思わず声を上げてしまいそうになるかも知れません。

あなたは、この青春の“嘘”を見破れますか？

『青くて痛くて脆い』

＜作品情報＞

『青くて痛くて脆い』

2020年8月28日（金）から全国東宝系ロードショー
監督：狩山俊輔
原作：住野よる「青くて痛くて脆い」（ 角川文庫／KADOKAWA 刊）
脚本：杉原憲明
主題歌：BLUE ENCOUNT「ユメミグサ」（Ki/oon Music）
出演：吉沢亮、杉咲花、岡山天音、松本穂香、清水尋也、森七菜、茅島みずき、光石研、柄本佑
(C)2020映画「青くて痛くて脆い」製作委員会
公式サイト　https://aokuteitakutemoroi-movie.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者：八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/