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「本当に病気はそれだけだろうか」安倍総理の辞任の要因について辛坊治郎が持論

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年8月31日 21時45分

「本当に病気はそれだけだろうか」安倍総理の辞任の要因について辛坊治郎が持論

辛坊治郎が8月31日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に生出演。政治・経済・文化・社会・芸能まで、一日の出来事の中から独自の視点でニュースをズーム、本質を解説する同番組の今回は、安倍総理の辞意表明の報道のあり方、そして、安倍総理の辞任の背景について持論を述べた。

2020年8月28日、会見を行う安倍総理~出典:首相官邸ホームページ(https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202008/28kaiken.html)

今回の放送は番組冒頭から安倍総理の辞意表明の報道のあり方についてマスコミへの苦言から始まった。

辛坊は安倍総理辞意のニュース速報が株式市場が閉まる午後3時より前に出たことについて、次のように指摘した。

「午後2時7分、NHKが第一報を打ちましたよね。そして、民放も追いかけて打ちました。マナーが悪いなと思うのは、株式市場は午後3時まで開いてるわけですよ。午前中から永田町では噂が出ていたので、あと50分待てばマーケットは閉まりますから。安倍さんがもともとの記者会見を午後5時に設定しているのは、マーケットが開いているときにこうした発表をするとものすごく影響が出るため。だから、なにもそれを50分はやく第一報を打つ必要がそもそもあるのか、配慮が足りない」

今回のマスコミ報道に強い疑問を持った辛坊は、以下のように続けた。

「下手したら、インサイダーをしている人もマスコミのなかにはいるのではないのかという疑念を招きかねないですからね。NHKが第一報を打った段階でマーケットは600円下がりました。第一報で株が下がるというのは誰でもわかるわけじゃないですか。下がるということを事前に知っていれば株を先に空売りできて、下がってから買い戻すということをすれば、600円下がれば600円上がるのと同じ利益が出ますからね。5時から記者会見するというのだから、5時まで待てとは言わないけれど、マーケットが閉まる午後3時くらいまでは別に我慢してもよかったのではないのでないか」

また、辛坊は安倍総理の金曜日の辞意表明会見を見た感想に触れ、「潰瘍性大腸炎が悪化したのは間違いないと思うし、それが今回の辞任の引き金になったことは間違いないとは思う」と話す一方で、「本当に病気はそれだけだろうかという疑念を持っている。金曜日の会見を見る限り元気そうじゃないですか。第1次安倍政権が倒れたときの本当のボロボロの健康状態を私は知っているので、その時とは違う」と指摘した。

続けて辛坊は、「8月24日に佐藤栄作総理の持つ歴代連続在任日数を超えたのでひとつの達成感でそろそろ辞めてもいいかなというのは背景にある。そして、新型コロナウイルスの感染者拡大の局面が7月下旬でピークアウトしていることも明らかになっているうえに、国会も閉会中で、自民党の役員人事も9月末にある。だから、辞めるタイミングとしてはこのタイミングしかなかったというのはあるのですが、あの記者会見を見る限り、今、本人が説明している潰瘍性大腸炎というものだけで辞職なのかしらという疑念が数パーセントぐらいある」と重ねて指摘した。

【番組概要】
■番組タイトル:「ニッポン放送 辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」
■放送日時:毎週月~木曜 15時30分~17時30分 生放送
■Twitter:@zoom1242
■メールアドレス:zoom@1242.com
■番組HP:https://www.1242.com/zoom/
■ハッシュタグ:#辛坊治郎ズーム

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