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下積み時代にTHE ALFEEが勇気づけられた、恩人・吉田拓郎の言葉「お前らは絶対売れる」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年9月1日 21時50分

下積み時代にTHE ALFEEが勇気づけられた、恩人・吉田拓郎の言葉「お前らは絶対売れる」

THE ALFEEの桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦が、8月31日(月)放送の、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に生出演。恩人・吉田拓郎との思い出を語った。

1981年、ニッポン放送の深夜ラジオ番組『吉田拓郎のオールナイトニッポン』の企画で、吉田拓郎のメドレー曲をTHE ALFEEが制作したところ、思わぬ反響を呼び、アルフィーの名を伏せ、覆面バンド・BEAT BOYSとして「ショック!! TAKURO 23」としてレコードを発売。THE ALFEEが世に出るきっかけになったという。

垣花:THE ALFEEにとって背中を押してくれた言葉ってあるんですか?

坂崎:恩人ということでは、吉田拓郎さん。1981年ぐらいかなあれ?「BEAT BOYS」とかやってね。

高見沢:そうですね。拓郎さんを驚かそうと、拓郎さんのメドレーをモノマネして覆面バンドでやったんですよ。ほとんど坂崎が歌ってるんですけどね(笑)。吉田拓郎さんがオールナイトニッポンをやってた頃に、僕らが覆面で出て。

坂崎:覆面バンドっていうバンド名かと思ったら「本当に覆面しろ」って言われて。

垣花:桜井さんも覆面だったんですか?

桜井:みんな覆面ですよ。原宿の竹下通りを3人で歩きました。山手線も乗って。他のお客さんが「何この人たち?プロレスラーじゃないよね?小さいし」って言われました(笑)

垣花:当時のニッポン放送ってラジオで映像がないのに、そういうのやらせるの大好きでしたよね。

坂崎:そうなんですよね。誰も見てないのに(笑)。

高見沢:でもその楽曲が当時のTHE ALFEE史上、一番売れたんですよ。本当は曲をリリースする予定はなかったのに、拓郎さんの番組であまりにも盛り上がったのでレコード会社も「出してみようか」って。そしたら、その当時で一番売れたんですよ。「なんだよ(笑)」みたいな。

垣花:BEAT BOYSはコミックバンドみたいな位置づけだったんですか?

坂崎:そうです。モノマネバンドですよね。嘉門達夫が3人いるようなもんですから(笑)。

高見沢:そこから拓郎さんと仲良くさせてもらって。オールナイトニッポンの後に拓郎さんのご自宅に行って朝まで呑んだりとか。

垣花:その時、拓郎さんとはどんな話をするんですか?

高見沢:呑んでる席で、仕事の話はたまにしかしないんですよ。そこで「大丈夫だよ。お前らは絶対売れるよ……音楽以外でな(笑)」って言われて。ガクってきましたよ(笑)。

坂崎:でも「絶対売れる」って言ってくれましたね。

高見沢:そこは何でもいいんですよ。その時の僕らは必死ですから。コンサート会場って言うとプールの横か、ライブハウスの地下か、デパートの屋上しかないんですよ。その3つしかないんですよ。それもプールの時は、泳いでる人がたくさんいるのに、観に来ていたのは2人ですよ。こっちはステージに3人ですよ?こっちの方が多い(笑) だからそういう言葉は励みになりましたね。

そんなTHE ALFEEも今年で結成46年目。9月2日には、3年ぶりのニューシングル「友よ人生を語る前に」をリリースする。コロナ禍でステイホーム中に制作した楽曲だそうで、高見沢は「こんだけメンバーに会わなかったのは初めて。あとステイホーム中は同世代のやつらどうしてるかな?と思っていた。」と明かし、同世代の友人たちへ向けて人生のメッセージソングとなっているとアピール。精力的に活動し続けるTHE ALFEEから、今後も目が離せない。

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