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高田文夫、内海桂子さんを偲ぶ「ナイツまで当てて……」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年9月7日 12時0分

高田文夫、内海桂子さんを偲ぶ「ナイツまで当てて……」

高田文夫が、8月22日に97歳で亡くなった漫才協会名誉会長の内海桂子さんを偲んだ。

名誉会長を務める「漫才協会」主催の公演「漫才大会」で自身の芸能生活80周年企画に出演した現役最高齢芸人の内海桂子(左から2人目)。あした順子、毒蝮三太夫、ナイツの塙宣之、土屋伸之 =東京・浅草公会堂 撮影日:2018年11月28日 写真提供:産経新聞社

8月28日、ニッポン放送「高田文夫と松村邦洋と磯山さやかのラジオビバリー昼ズ」の中で、訃報が伝えられた内海桂子さんに言及した高田。1950年に弟子の内海好江さん(享年61)と漫才コンビ「内海桂子・好江」を結成し、現役最年長芸人として生涯を閉じた桂子さんについて、「大往生だよ。97歳だもん、幸せな人生だよ。好江ちゃんを見つけて、師匠として芸事の三味線も歌も教えてね。晩年は(弟子の)ナイツまで当てたんだから」と振り返った。

さらに、この番組内のコーナー『オールスターでしゃばり解答』の『でしゃばり』が桂子さん由来だったことに松村が触れると、高田は「そうだよな。俺と松村と桂子師匠の間でいろいろな事件があったんだよ」と回顧。かつて教養ドキュメンタリー「驚きももの木20世紀」(テレビ朝日系)で桂子さんと共演した際のエピソードを明かした。

高田:いろいろな人の偉人伝をトークする番組でさ、志ん生師匠の特集があって、俺と桂子師匠がコメンテーターだったんだよ。でも俺が解答しようとすると、「あたしゃね~」ってみんな横から桂子師匠がしゃべっちゃうんだよ(笑)

磯山:そうなんですね!

高田:それが面白くてさ、そこから『でしゃばり解答』って言葉が生まれたんだよ。

松村:その次の日のビバリーで、先生に「俺、昨日一言も喋れなかったんだけどよ。あれ面白いから桂子師匠のモノマネやってくれよ」って言われたんですよ。それからやり出したんです。(※開始当初のコーナー名は『内海桂子のでしゃばり解答』)

高田:俺なんか、40、50年くらいの付き合いだから。演芸番組にいつも出てもらってた。元旦は『爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)に生で出てくれて。律儀な人だから、盆暮れには浅草のお菓子を送ってくれるんだよ。一筆書いてくれてさ。

磯山:素敵ですね。

当時から、桂子さんの律儀な姿勢に驚かされていたという高田。その後、番組では、2013年に当時90歳の桂子さんと弟子のナイツが共演した特番を一部流す場面も。塙宣之から「芸とはなにか」を尋ねられ、桂子さんが「時の華だね。自分たちで華をつくればいい」と語る様子が放送された。

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