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竹中平蔵氏との会食は「怠け者は嫌い」という菅政権の方向性のあらわれ……その意図を辛坊治郎が分析

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年9月25日 19時40分

竹中平蔵氏との会食は「怠け者は嫌い」という菅政権の方向性のあらわれ……その意図を辛坊治郎が分析

キャスターの辛坊治郎氏が9月24日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。菅義偉総理大臣の“会食”から、その政権の思想・方向性を分析した。

「G1経営者会議」で対談する(左から)菅義偉官房長官(※当時)と竹中平蔵東洋大教授=2018年11月25日午前、東京都千代田区

「自分のことは自分でやりましょう」という意思表示

辛坊)菅政権発足して1週間で、菅政権の性格・骨格がはっきりみえてきました。菅さんが誰と会ったかということが連日放送されています。そのうちの1人は高橋洋一さんです。高橋洋一さんと会う以前、かなり初期に竹中平蔵さんと会っています。会った人を表にみせるというのは、一定の意味があります。総理大臣は、人にばれないでご飯を食べることがいくらでもできます。総理の日程は新聞に必ず出ていますが、あれは表向きの日程です。

増山さやかアナウンサー)裏がたくさんあるのですか。

辛坊)政権の性格、総理大臣の性格によっても違います。新聞の「総理大臣の1日」は、全部の社がすり合わせをしているのでどこでも同じです。官邸に詰めている記者の方が時間から何から確認をして全社一斉に出しています。あのルートに載らないルートで総理大臣と会うことは可能です。総理大臣が表にこの人と会ったことを出したくないと思えば、表に出ない人と会うことは可能です。

ところが竹中平蔵さんも高橋洋一さんも表に見える形で会っています。かなり初期に会っているのが竹中平蔵であることから言うと“新自由主義”というか、「まず自助からやりましょう」と、自分で努力することが大切であるということを出発点にしている思想や経済運営であることが、竹中さんや高橋さんには共通します。その辺をベースにおいて自分は政権を組み立てるという、かなり明瞭な意思表示という気がします。「自分のことは自分でやりましょう」ということです。

「G1経営者会議」で対談する(左から)菅義偉官房長官(※当時)と竹中平蔵東洋大教授=2018年11月25日午前、東京都千代田区

努力せずに金儲けをする人が嫌い → 携帯電話の引き下げ

思えば竹中平蔵さんも和歌山市の履物の小売商の息子です。そこから国立大学に入り今日を築きました。菅さんは大学の学費すら自分で稼いでいる意味においてはルーツが似ています。共通しているのは“努力が大切”という意識と“怠け者は嫌いだ”ということです。菅政権は怠け者が嫌いだと思うので、努力せずに金儲けをする人が嫌いだと思います。携帯電話の引き下げ問題は典型ですよね。携帯電話の電波は国が貸しているのにもともと国民の共有財産で儲けすぎているということです。「竹中平蔵」「菅義偉」「電波行政」とつながったときに、いまのところマスコミを敵に回したくないから言っていませんが、本音のところで、放送行政は携帯電話の延長線上に考えていますよね。

飯田)竹中総務大臣のときに菅義偉副大臣、その補佐官高橋洋一という惑星直列みたいなところがありますね。

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