牛丼は炊飯器1つで作れる!? お米のプロが教える、ご飯のおいしい食べ方

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年9月29日 11時30分

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米のおいしさを知り尽くした5ツ星お米マイスター・澁谷梨絵さんが、上柳昌彦アナウンサーがパーソナリティを務める、ラジオ番組「上柳昌彦 あさぼらけ」内コーナー『食は生きる力 今朝も元気にいただきます』(ニッポン放送 毎週月・金曜 朝5時25分頃)に出演。炊飯器を使った超時短レシピ、よりおいしくご飯を炊き上げるコツ、白米が持つ健康効果を紹介した。

澁谷さんはSEとして勤務の後、父の病をきっかけに家業である米店を継いで現職に。全国各地を歩いて探し出した、こだわり米を百貨店で販売し、日本人古来の米が持つヌカや麹の発酵技術を使った弁当・お惣菜を販売。著書『同時メシ』では肉料理から魚料理まで、おかずとお米を一緒に作れる、時短レシピを紹介している。

■牛丼は炊飯器で作れる!

上柳:レシピ本『同時メシ』では、炊飯器で炊くだけでご飯とおかずが同時に作ることができますよ、という時短レシピを紹介していますが、牛丼もこんなに簡単に作れてしまうのですね!

澁谷:そうなんです。洗った米を炊飯器にセットしたら、醤油、みりん、酒、砂糖で15分ほどつけ置きした牛肉と玉ねぎを入れるだけです。牛肉は生のまま、炊飯器の中に広げて入れます。

上柳:まだ炊いてない米の上に、肉を置いてしまうんですよね。

澁谷:そうです。そして、炊飯器のスイッチをオンにするだけです。

上柳:これは、炊く時間は?

澁谷:炊飯器の「白米モード」を押すだけで大丈夫で、「早炊きモード」でもしっかりと炊き上がります。蒸された状態になるので、お肉がふっくらと仕上がります。

上柳:蓋を開けると、もう牛めしが出来上がっているわけです。「ウソでしょう!?」と思うかもしれませんが、やってみてください。紅しょうがを乗っけたら、本当に牛めし。不思議ですね。

■炊飯器についた、おかずのニオイを取る

上柳:いろんなものを調理すると、炊飯器にちょっと香りがつくという問題もあるのではないかと思いますが。

澁谷:そうした場合は、少し水を張って、その中にレモン汁を数滴入れて炊飯ボタンを押すと、においが少し取れます。

上柳:なるほど、そういう方法があるのですね。

■ご飯をおいしく炊き上げるコツ

上柳:ご飯の炊き方で、何かコツはありますか?

澁谷:できれば、浸水時間を設けてほしいです。よく、「新米は水をちょっと減らして炊く」という方が多くいらっしゃいますが、今の時代、水加減は年間を通して一定で大丈夫なんです。きちんとした保管状況なので、年間を通して水加減は一緒でOKです。

上柳:はい。

澁谷:ただし、水のつけ置き時間は、新米は2時間しっかりとつけて、冬場~春にかけては1時間、夏場~9月ぐらいまでは30分ぐらい。

上柳:ほう。

澁谷:収穫直後の米はちょっと表面が硬いので、なかなか水が浸水しないんです。ですから、2時間しっかりつけて、炊飯の水加減は変えずに吸水時間だけを変えていただくといいです。

上柳:時間に余裕がある時は、米を洗った後にちょっと水に浸しておくと、よりおいしく炊けるということですね。

■“白米を食べると太る”の誤解

上柳:「お米って太るんじゃないの?」ということが、だいぶ広まっていますよね。でもこれは、ちょっと誤解があるということで。

澁谷:そうですね、「ご飯は太るから、夜は食べない!」と言う方が本当にたくさんいらっしゃいますが、お米は非常に大切な栄養分があります。お米の糖分はほとんどが脳で使われ、残りは体の臓器に蓄えられるので、本当に体にとっては非常に必要な栄養分なんです。

上柳:ほう。

澁谷:よく、「朝はご飯を食べてくださいね」「しっかり噛んでくださいね」ということを聞くと思いますが、これは、脳にエネルギーが行くので、集中力が増したり、体を動かす上で必要なエネルギーになるので、しっかり食べて栄養を取ってほしいからです。

上柳:はい。

澁谷:お米の糖分は体の中にしっかりと蓄えられるので、ちょっとガッチリとした見た目になりますが、体にとっては必要なエネルギーです、だから、その糖分が入ってこないと“もう、この体は糖分をとってくれないんだな”って体が認識して、次にご飯を食べた時、よりいっそう、そのエネルギーを吸収しやすくなります。ご飯をいっぱい食べていて、体格がしっかりしている人の体を調べてみると、実は血液がすごく綺麗なんです。お米がおいしいと、おかずの量も増えてしまって、「ご飯一杯でとんかつを2枚食べちゃった!」ということになるのですが……。

上柳:食が進みますからねぇ。

澁谷:そこは、とんかつを1枚にして、代わりにお味噌汁を付けるような、日本人が昔から食べてきたような食生活にすれば、体の中もきれいに整うし、必要以上に太りません。体の本当の健康を考えると、頭にしっかりエネルギーを与えた方がいいです。

上柳:ダイエットだからと、変にお米を食べないでいると、たまに食べた時にものすごくエネルギーを吸収をしてしまうのですね。

“白米を食べたら太る”というのはとても極端な考えで、米の糖分は脳を元気にし、集中力を高めてくれるという。勉強に励む学生にも、毎日重要な判断や決断を迫られている社会人にも、頼もしい食材だ。とはいえ、「米を炊くのが面倒だ」「洗い物も増えるじゃないか」と白米を食べないでいる人は、『同時メシ』のレシピを参考に、毎日の食生活にお米を取り入れてみてはいかがだろうか。

澁谷梨絵さんと上柳昌彦アナウンサーの詳しいトーク内容は、「食は生きる力今朝も元気にいただきます」特設コーナーHPから、いつでも聞くことが可能だ。

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