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『半沢直樹』スタイルの“歌舞伎”だった!? 辛坊治郎が自身の伝説的ニュース番組を振り返る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年9月29日 15時3分

『半沢直樹』スタイルの“歌舞伎”だった!? 辛坊治郎が自身の伝説的ニュース番組を振り返る

キャスターの辛坊治郎氏が9月28日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。この前日27日(日)に最終回を迎えた人気ドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)について、自身が過去に出演した番組と重ね合わせながら言及した。

ドラマ「半沢直樹」の出演者。堺雅人さん、香川照之さん=2013年7月1日、東京都千代田区 写真提供:共同通信社 (注:前作2013年版の際の写真です)

辛坊)最近、ドラマにはまっていますか。

増山さやかアナウンサー)私は辛坊さんが見ていない『愛の不時着』とか、あの辺りは見ていますよ。

辛坊)あの、パラグライダーが乱気流に巻き込まれてどこかに飛んで行っちゃうやつ?

増山)それなりにはまりましたよ。

辛坊)そうですか。私が最後にはまったドラマは、“冬彦さん”(『ずっとあなたが好きだった』<1992年 TBS系>)というのがあったんですけれども。

ずっとあなたが好きだった【TBSオンデマンド】~Amazoneより

増山)すごく古い。

辛坊)だいぶ昔ですか。

増山)辛坊さんも最近のドラマ見た方がいいですよ。

辛坊)そうですか。“冬彦さん”のころに比べて、ドラマは進化しているんですか。

増山)進化していると思いますよ。

辛坊)“冬彦さん”見てた?

増山)見ていました。

辛坊)佐野史郎さんを一躍スターへ押し上げました。

増山)ああいう演技が好きだとしたら、たぶん『半沢直樹』みたいな大きなリアクションのドラマは好きですよ。

辛坊)ああ。大きいんですか、リアクションが。なんか、ほぼ歌舞伎らしいですね。

増山)そうですね。顔芸。

辛坊)「ほぼ歌舞伎」と言うと、歌舞伎のファンの人に怒られるんだよね(笑)。いろいろなところに気を使わないと喋るのが大変で……。(『半沢直樹』は)所作が大袈裟なんですか。

増山)そうです。セリフも大袈裟ですし。

辛坊)なるほどね。

辛坊治郎

辛坊)私、1990年から夕方のニュースをやっていたんです。関西ローカルで。いわゆる1つのニュースキャスターです。『ニューススクランブル』(読売テレビ)という番組だったのですが、これが私が始めたときはひどい番組で、私が初代のキャスターなんですけれど、とにかく視聴率がないんです。何%という話ではなく、視聴率があるかないかという話で、視聴率がないという番組を、私が初めて体験したのが、この夕方のローカルニュースだったのです。ここで最終的に7年経ったときに、裏番組の『MBSナウ』(毎日放送)という、当時関西ではダントツトップの番組を撃破して、私の番組がスタッフの頑張りでトップに立ちました。そのときの(『MBSナウ』の)キャスターは途中で降板されて、後に大阪市長になられて、その後橋下徹に追い落とされて、いま大阪で続く大阪都構想の流れにつながっていくわけです。

私が夕方のニュースをやっているときに、スタッフ、一部視聴者の方から「歌舞伎」と言われていました。決め台詞みたいなものを、ニュースコメントのあとや、節目で決めるわけです。「また、辛坊さんかぶいてる」と言われるなど、私の夕方のローカルニューススタイルは一時期、「歌舞伎」と言われたことがあります。

増山)『半沢直樹』スタイルですね。

辛坊)たぶんそうなんだと思う。その手の、ある種の誇張表現みたいなことに対して、この日本社会において、一定のファン層がいらっしゃるんだな、と。

増山)引っかかるんですよ、そのインパクトに。

辛坊)そうなんですよ。私も1990年代に、ありがたいことにスタッフの頑張りで成功した夕方のニュース番組を思い出して、この番組でもときどき歌舞伎で決めてみようじゃないかと。

増山)いいと思いますよ。冷めた目で見ていますから。

辛坊)もういいです……

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