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砂場研究家Codama~日本人に必要なのは「自分たちの公園だ」という意識

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年10月9日 8時10分

砂場研究家Codama~日本人に必要なのは「自分たちの公園だ」という意識

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に砂場とあそびの研究所・砂場研究家のCodama(こだま)が出演。砂遊びとともに、日本における今後の公園の在り方について語った。

Codama(こだま)

黒木)今週のゲストは砂場とあそびの研究所・砂場研究家のCodama(こだま)さんです。改めて、Codamaさんが考える砂場の魅力を教えてください。

Codama)砂場遊びというのは、大脳を刺激してセロトニンが出て、ビタミンDをつくることができる屋外の遊びです。子どもの発想力や想像力を豊かにすることができ、各年齢に応じた遊びができる、とても魅力的な場所です。

黒木)今後は、どのような活動で砂場のよさを伝えて行くのでしょうか?

Codama)いまは、どろだんごづくりのワークショップで、どろだんごの面白さと土や砂に触れることのよさを知っていただいています。今回、新型コロナウイルスのことで、自由に外に出かけて遊ぶということが当たり前ではないということがわかりました。ヨーロッパに行くと特にそうなのですが、夕方の3時にお仕事が終わって、4時ごろからみんなが公園で遊んでいるのです。お子さんと一緒にピクニックシートを広げて、そこで夕飯を食べる人もいます。アフターコロナの日常では、日本人も余暇の時間の使い方がもう少し変わるといいなと思っています。

黒木)そうですね。

Codama)そのなかに公園と共に砂場が含まれています。みんなが「自分たちの公園」という意識を持つことで、砂場の質も衛生面も改善して行くのだと思います。砂場というツールを使って、日本人の意識も変えて行きたいなと思っています。

黒木)Codamaさんのブログに、「国や市に頼るのではなく、その地域に住む私たちの公園なんだという意識を持てば、その公園が変わるのではないか」ということが書かれてありましたが、同感です。

Codama)そうですね。私たち日本人は、「公園は行政がつくったもの」と思っていて、「自分たちの公園」という意識があまりないのです。ヨーロッパなどに行くと、自分たちの公園という意識が強いので、汚れていれば、すぐに行政に報告してメンテナンスをしてもらいます。ですので砂場も衛生的だし、公園も綺麗なのです。私たち日本人も、そういう意識を持つべきだと思います。

黒木)そうなって欲しいですよね。Codamaさんは、ご自分の砂場はおつくりにならないのですか?

Codama)ぜひつくりたいです。巨大で全天候型の、雨の日も風の日も遊べるような砂場をつくりたいです。

黒木)屋根があって、入ったら砂場みたいな。

Codama)そうですね。車椅子の子も遊べるように、下が平らなテーブルサンドもあるような、いろいろな子どもたちが遊べる砂場をつくりたいですね。

Codama(こだま)

砂場とあそびの研究所・砂場研究家/Codama(こだま)

■砂場遊びの研究と環境改善に取り組む「砂場研究家」。
■2017年、当時勤務していた医療法人が保育園を開設することになり、園庭の砂場づくりを担当したのをきっかけに「砂場」に関心を示し、どんな砂場をつくるといいのかを徹底的に勉強。
■2019年1月、ZOZO創業者・前澤友作氏のツイッター企画「#月に行くならお年玉」に応募。当選して得た100万円で欧州視察など砂場と砂の研究費用に充てた。
■それを機に会社を退職。フリーランスの砂場研究家としての活動を開始。
■砂場遊びやどろだんごを通じて、子どもたちが土にふれる必要性を伝えるワークショップや講演会を開催。
■幼稚園・保育園・公園での砂場づくりのアドバイスをする他、顕微鏡を持ち歩き、各地の砂場のつくりや砂の成分を研究・発信している。

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