優勝争いの中千葉ロッテ11人コロナ感染……「検査し続ければこうなる。この構図をいつまでやるのか」辛坊治郎が世界の“PCR検査信仰”に異論
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年10月9日 11時55分
キャスターの辛坊治郎氏が10月6日(火)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナのPCR検査の「意義」について持論を語った。
PCR検査をし続けていればこのように陽性者は出てしまう
10月6日、プロ野球千葉ロッテマリーンズは、1軍主要選手を含む11人が新型コロナウイルスに感染していることを発表、荻野貴司選手、鳥谷敬選手らが感染しているが、2軍選手と入れ替えてこの試合は行われた。
辛坊)ロッテはいま優勝争い真っ只中なのに、1軍の選手が11名……私は前々から言っていましたが、そんなに検査し続けていればそのくらい出ますよね。
若年層にとってはこの病気はまったくと言っていいほど怖くない。とくに20歳未満で重症化した人が1人もいないとう。実は日本で、PCR検査で10代以下で陽性になった方は1000人以上いるのですが、1000人以上いるなかで重症になった人は0ですから。亡くなった方も0。しかし、これって奇跡的なのですよ。つまり、これだけ感染者が増えていると、他の病気で重体になったり亡くなったりして、たまたまその人が新型コロナに感染していることがPCR検査でわかりました、ということが出てきてもおかしくないのですが、いまのところそれすらないのです。不思議ですね。
ニューヨークを例にとっても、PCR検査で陽性者を出したところで感染予防にはまったくならない
辛坊)しかし、こんなに検査していればそんなに出るに決まっているわけで、出るたびにこうやって大騒ぎになると。そういう構図をいつまでやるのか。ただ、どこかで見直しがされるときが来ると思うのは、やはりPCR検査で陽性者を出したところで感染予防にはまったくならないということは、全世界が証明してしまいましたから。とくに最近明らかになっているのはニューヨークですよ。ニューヨークっていつでも、誰でも、何回でも、PCR検査をしてもらえる、それで感染が抑えられました、と一時期ワイドショーでやっていたではないですか。ただ、ここでいまPCR検査で新型コロナの陽性率がガッと上がってもう一度ロックダウンかという話が出てきて、何なのだと。そういう病気なのかということも含めて、なかなか。
ロックダウンもPCR検査もしなかったスウェーデンの「収束」は“タブー”に
辛坊)しかし、第1波のときにあの騒動をしてしまっていると、政治的に取り返しが付かなくなってしまっているところもあるのです。結果的に、いま全世界の感染者の推移を見ると、ロックダウンをしなかったスウェーデンがいちばん賢かったとことが誰の目にも明らかなのですけれども、それはもう誰も言えないと。それはタブーで、スウェーデンのことはなかったことにしようと。一時期スウェーデンの感染者、死者がのびたときに、これはロックダウンをしなかったからこうやって感染者、死者がのびたのだと大騒ぎしたのですが、全世界で、とくにヨーロッパのなかでも唯一と言っていいくらい収束してしまっていて、ここはPCR検査などまったくやっていなかったですから。80歳以上は治療すらしないというめちゃくちゃな国なのですけれども、結果的に押さえ込みに成功しているとなると、誰も扱わないですよ。スウェーデンという国はなかったことにしようと。何なのだそれはと。
そんなこんなでいつまでこの騒動を続けるのかという話ですが。しかし何度も言っておきますと、持病のある人、高齢者はこの病気になると死ぬ確率はそれなりに高いです。だからやはり、持病のある人にうつさないように、高齢者にうつさないように、という配慮をベースでしないとまずいですよ、ということは強調しておきたいと思います。これから冬場になると呼吸器自体が傷んできますから。呼吸器自体が痛んでくると、感染のリスクが確実に高まってきますので。もしかするとこの程度の騒ぎでは済まない可能性がまだ残っていると私は思いますが。
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