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台東区にあるワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」~10坪の土地で製造する「手づくりワイン」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年10月23日 8時10分

台東区にあるワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」~10坪の土地で製造する「手づくりワイン」

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に東京・台東区にある都市型ワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」の醸造家、須合美智子が出演。ワイナリー「葡蔵人」について、また、今後の目標について語った。

須合美智子

黒木)今週のゲストは東京・台東区にある都市型ワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」の醸造家、須合美智子さんです。「葡蔵人」のような都市型ワイナリーというのは、東京で4軒ということですが、今後増えて行くと思いますか?

須合)ときどきワイナリーにも「都内でやりたいです」という方がいらっしゃいます。増えて行くのではないでしょうか。

黒木)「葡蔵人」という、「ブドウと蔵と人」というのは意味があるのですよね?

須合)漢字で「葡蔵人(ぶっくろーど)」と書きますが、葡萄の「葡」は農家さんや畑、ブドウのこと。「蔵」はワイナリーで私たちのこと。「人」はお客様を表していて、「3つが見えない道でつながって繁栄できたらいいな」という願いを込めてつけたワイナリーの名前です。

黒木)どれが欠けても存在しませんものね。いいお名前をつけていらっしゃいますけれども。都市型ワイナリーなので、それほど大きくはないのですよね。

須合)建物の表示には「10坪」とありました。

黒木)そこに3階建ての工場をつくっていらっしゃる。

須合)もともとあったビルに、私たちがワイナリーにするために設備を入れてやっているのですが、1階と2階は醸造する場所で、3階はテイスティングや販売のスペースにしています。実際につくるのは1階と2階のスペースだけです。

黒木)つくるときは1階と2階を1人で往復していらっしゃるということですね。

須合)作業は1人ですが、飲食店舗のスタッフもいますので、「いまはこういう状況だ」、「こんなワインにできそうだ」というようなことをお話ししながら作業しています。あまり1人とは感じないですね。実際に重たいものを持つときなどは、「誰かいたらいいのに」とは思いますが。

黒木)今後はどのようなワインづくりの醸造家になろうと思っていらっしゃいますか?

須合)ワインをもっと気軽に飲んでいただきたいと思っています。みんなとワイワイ飲んだりすることが多いと思うので、そういうときに「葡蔵人」のワインがあって、ラベルのデザインを見て一緒に飲んで、「美味しい、楽しかったね」と楽しんでいただきたいです。皆さんに、手に取っていただけるようなワインをこれからもつくって行きたいと思います。都市型なので、「きょう行ってみようかな」という思いつきでも行ける場所にあるのが、私たちのワイナリーのいちばんいいところです。気軽にお立ち寄りください。

黒木)試飲もできて、それで選べるということですよね。

須合)ええ。

須合美智子

須合美智子(すごう・みちこ)/ワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」醸造責任者

【BookRoad(葡蔵人/ブックロード)】
■2017年、東京・台東区にオープンした都市型ワイナリー。
■東京都では4番目にオープンしたワイナリー。土地面積は10坪。3階建て。
■スペースには1000リットルの発酵タンク4基の他、さまざまな機械が並ぶ。
■長年にわたって台東区で飲食店を経営するオーナー企業が運営。
■ワイナリーをつくろうと考えていたオーナー企業の提案を受けて、8年間、パートのホールスタッフとして勤めていた須合美智子さんが手を挙げて醸造家に。
■山梨県・長野県の契約農家さんと茨城県にある自社農園で育った国産葡萄100%の日本ワインを製造。味はもちろんラベルが素敵でおしゃれ。

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