尾木ママこと尾木直樹 子育てで大事なのは「どうしたの?」という問いかけ
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年11月2日 17時20分
ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(11月1日放送)に、教育評論家の尾木直樹が出演。子育てについて語った。
自見はなこ:尾木さんは子育てについて質問されると、「怒ることと叱ることは違う」と言うそうですね。
尾木:「怒る」というのは、感情的に怒っているだけで、子供への教育的配慮がないのです。「叱る」ということは理性的で、教え諭そうとする意志が働きます。例えば「Aちゃんを見てごらん。あんなに辛い顔をしているよ。傷つけてしまっている。こういうことをしてはいけないよ、謝ろうね」と、ちゃんと理を通すということです。
自見:感情をコントロールするという、親なり大人なりの人間修行でもありますよね。
尾木:それもありますね。
自見:また子育てでは、「どうしたの?」という問いかけも必要だそうですね。
尾木:子どもに「どうして弟を足で蹴ったの?」と尋ねたとします。すると、子どもは「弟に虫がついていたから、よけてあげようと思って蹴ったんだよ」と弁解する。そういった弁解のなかに、「いいことを考えているのだな」という事情が見つかる場合があります。そうすると、「偉かったね」「大変だったね、辛かったね」と、共感できる部分が見つかるのです。
自見:一方的に「駄目だよ」と言うのではなく、「どうしてやったの?」と尋ねる。そして「この部分は素晴らしい」と認めてあげるのですね。
尾木:頭などを撫でてあげてください。すると子どもは、「ママ、僕ももっと丁寧に手で払えばよかった。僕がいけなかった」と気づくこともあります。
自見:素晴らしい。導いてあげるのですね。
尾木:大人の僕たちが「言おうかな」と思っていたことを、自分から言ったりします。そういうときは「偉いね」と、本気で褒めてあげてください。
自見:そういった意味では、子どもが失敗する機会も必要ということですね。
尾木:ものすごく大切です。
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