1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

キリスト生誕の地・ベツレヘムでうまれた美しすぎる「ボタン」 戸田恵子が聞くヴィンテージボタンの魅力

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年11月4日 17時40分

キリスト生誕の地・ベツレヘムでうまれた美しすぎる「ボタン」  戸田恵子が聞くヴィンテージボタンの魅力

11月1日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)で、アクセサリーとしても注目のヴィンテージボタンを特集。ボタン専門店CO-(コー)の店主で、ボタンバイヤーの小坂直子さんをゲストに迎え、その魅力を聞いた。

今回特集したのは、留め具としてのボタンではなく、装飾があってアクセサリーに近いボタン。50年以上前に作られたボタンを「ヴィンテージボタン」、100年以上前のものを「アンティークボタン」と呼び、昔のボタンは職人が一つ一つ丁寧に作っていて、手彫りやハンドペイントのものも多くあったそうだ。

小坂さんの数あるコレクションの中から、『カゼインボタン』『ベツレヘムパール』という、珍しいボタンを紹介してもらった。

小坂:まずご紹介したいのが、ヴィンテージの『カゼインボタン』。戦後すぐくらいのイタリアで作られたボタンですが、遊び心が満載ですよね。

戸田:かわいい! これがボタン!?

小坂:カゼインという樹脂、プラスチックの一種が素材となっていて、手彫りで模様が入っています。

戸田:えび茶色の丸いケーキが、二段重ねになっているような形で……これは何の形ですかね?

小坂:うーん、何ですかね?(笑)形容しがたいもの作るのがイタリアなんです。このボタン、例えばフランスだったら、ハイブランドのオートクチュールの物を作ったデザイナーがいるんですけど、イタリアの場合、無名の普通のボタン職人さんたちがこういうボタンを作るんです。

戸田:ほお。

小坂:イタリア人の感性にはかなわないなと、なかなか他の国でこの発想は無いので、大好きなボタンです。

戸田:白いお花の形になっていて、中にゴールドの丸い玉が入っているものもありますね。

小坂:これは結構大きいし厚みもあるので、もしかしたら飾りボタンとして使われていたのかもしれないですね。

戸田:なるほど、留める為のボタンではないと。

小坂:そして、これは『ベツレヘムパール』といって、私がずっと探し求めていたボタンです。今年の1月にやっと巡り会えて、古いものを復刻して作ってもらったものです。

戸田:繊細できれい!

小坂:キリスト生誕の地と言われているベツレヘムで、白蝶貝の貝殻で作られています。完全手作業で作られたボタンなんですよ。

戸田:白くてレースのようですね! これは真ん中に鳥の絵や、星が描かれていますね。

小坂:この星は、ベツレヘムの星を表しています。クリスマススペシャルで作ってもらっている物もあって、透かしの穴が全部で348個も空いています。最初は一個ずつ丸い穴を空けて、そこを1回ずつ糸ノコで削っていき、このレースのような模様を作っていくんですよ。

戸田:これ、作っている間にパリッといきそうですね。

小坂:パリッとなっちゃうこともあるみたいです。

戸田:そうですよね、貝をこんなに細かく……。ベツレヘムに行かないと、なかなか見られない物なのですか?

小坂:これの、ヴィンテージの古いボタンを一度見つけたことがあって、それから一度も見つけることができなかったんです。なので、ベツレヘムにいつか行ってみたいと思っていたんですけど、誰に聞いても「その産業はもう途絶えて、やっていないよ」って言われていたんです。でも、行ってみたら、ヴィンテージ物が見つかるかもしれないし、あわよくば今も作っている人がいるかもしれない、と一縷の望みで行ったら、(作り手が)まだいらっしゃったんですよ。

戸田:すごい。じゃあ、即お買い求めになったんですか?

小坂:そうですね。今はオーダーして、いろいろと作ってもらっています。

長年追い求めてやっと、『ベツレヘムパール』と、その作り手に会えたという小坂さん。ベツレヘムで何世紀にもわたって受けつがれてきた手工芸品を、これからどうやって進化させていくかに、今は夢中なのだと語った。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください