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お風呂で“のぼせる”って、どういう状態? 医師が回答

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年11月29日 21時5分

お風呂で“のぼせる”って、どういう状態? 医師が回答

「のぼせ」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(9月22日放送)で解説された。

ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」

番組に寄せられた健康の疑問『素朴な疑問です。お風呂でのぼせるって、どういう状態ですか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。

「いわゆるこの『のぼせ』は、入浴によって血圧が急激に上下することによって起こると考えられています。

特に冬場など、寒い脱衣所で衣服を脱ぐと、血管が縮んで血圧が上がります。そこから急に熱い湯船に浸かると、交感神経が刺激され、水の圧力も加わってさらに血圧が上昇します。ところが、次第に体全体が温まってくると、今度は血管が広がって血圧が下がっていきます。そして最後に湯船から出ると、水の圧力もなくなって血液が下半身に滞り、血圧はさらに下がります。これによって脳に十分な血液が行き渡らなくなり、立ちくらみのように感じ、いわゆるのぼせた状態になってしまうのです。

のぼせないようにするには、湯船の温度を38度から40度のぬるめにする、掛け湯を十分にかけてから入浴する、など急激な温度変化を防ぐ工夫をしてみたらいかがでしょうか。

また、のぼせた状態のままお風呂に入り続けると脱水症状を起こします。のぼせたと感じたら冷たいタオルで顔を拭いたり、冷たい水を飲んで対処することがおすすめですね」

協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団

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