スマート農業の社会実装の加速化
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年12月10日 17時35分
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月10日放送)では、新行市佳アナウンサーが農林水産技術会議事務局研究調整課の丸田課長補佐にスマート農業を取り入れた成功例とこの先の農業について訊いた。
日本の農業が抱える問題を解決する~スマート農業
いま日本の農業は農業従事者の高齢化や後継者不足に伴う労働力不足、利用されなくなった耕作地の増加など、さまざまな問題を抱えている。そうした日本の農業が抱える問題を解決する試みとして大きく注目されているスマート農業について考える。
飯田)ここからは、新行アナウンサーによるレポートとなります。
新行)私、新行市佳も司会として参加します、政府主催のインターネットライブ、政府の広報事業「チームNEXTステップ」では、全国47都道府県でオンラインのシンポジウムを行っています。東京では、12月11日(金)午後2時から「スマート農業の社会実装の加速化~Society 5.0の実現に向けて~」というテーマで開催します。「スマート農業」とは、ロボット技術や、ICT、IoT、AIなどの先端技術を活用してさまざまな作業を効率化し、生産物の品質向上を可能にする新しい農業のことなのですが、今回のシンポジウムでは、スマート農業の実践事例や現場の知識、成功の秘訣を紹介します。スマート農業を実際に取り入れた成功例と、この先の農業について農林水産省の方にお話を伺いました。農林水産技術会議事務局 研究調整課 課長補佐の丸田聡さんです。
スマート農業の導入によって可能になったこと
新行)具体的には、スマート農業を取り入れたことでより可能になったこと、課題解決できたことというのは、どのようなことがありますか?
丸田)1つは、ドローンや、トラクターです。こちらが自動操舵によって熟練の技が必要なトラクターの操作を簡単にすることができます。自動操舵によって省力化につながったということです。「いろいろな方が簡単に農作業できるようになった」という声も聞いています。
新行)最新技術を取り入れて、農業をより効率的に、そして課題解決しながら取り組んで行くという部分だと思うのですが、これはすでにどこでも取り入れていることなのですか? それとも、ごく一部のところで実験的に、試験的に行っているものなのでしょうか?
丸田)実際に北海道などでは、自動操舵のトラクターを多くの人が導入されておりますし、ドローンも導入されています。さらに、現場で一貫したスマート農業に挑戦したいという、全国各地の方々がいらっしゃいますので、そちらにつきましては、令和元年度(2019年)から農林水産省、国立研究開発法人の農研機構の方で、「スマート農業実証プロジェクト」として、事業という形で実施させていただいております。現在、全国148地区でこちらの事業を実施しています。
新行)今後、このスマート農業で広がる未来、可能性はどんなことが考えられますか?
丸田)いま農業高齢化、農業に従事していただける方の減少という大きな課題に直面しているところです。一方で、スマート農業につきましては、AIやIoTを活用したものに関心を持っていただける人が増え、より多くの方が農業に参入していただけるのではないかと思っています。例えば、ロボットトラクターなどは、非常にかっこいいものですので、若く、農業高校に通われている方や、農業大学に通われている方に、「ぜひともやってみたい」と思っていただければと考えています。
新行)丸田聡さんのインタビューの様子をお届けしました。
飯田)昔はアメリカの農業を紹介するときに、「アメリカでは飛行機を飛ばして農薬を散布しています。すごいですね」と言っていたものが、いまは日本でも、ドローンを使って安価にできるし、人手もかからない。
新行)コスト面ですと、「シェアリングして共同で使う」という方法も考えられているので、スマート農業に関心が高まっています。農業高校や農業大学でもスマート農業の授業のカリキュラムも組まれているそうです。
シンポジウム「スマート農業の社会実装の加速化~Society 5.0の実現に向けて~」への参加方法
新行)「スマート農業の社会実装の加速化~Society 5.0の実現に向けて~」、東京でのシンポジウムの参加方法です。政府広報オンライン「チームNEXTステップ」の特設サイトにアクセスして、スマート農業の社会実装の加速化の項目を選択してください。誰でも視聴することができます。詳しくは、「チームNEXTステップ」で検索してください。司会は私、新行市佳が務めますので、ぜひご参加いただければと思います。12月11日(金)午後2時から「チームNEXTステップ」がお届けする「スマート農業の社会実装の加速化~Society 5.0の実現に向けて~」。一緒にスマート農業の加速化について考えて行きましょう。
■シンポジウム「スマート農業の社会実装の加速化~Society 5.0の実現に向けて~」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/policy/smart-agriculture.html
■政府広報オンライン「チームNEXTステップ」
https://www.gov-online.go.jp/tokusyu/COVID-19/index.html
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