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前厚生労働大臣政務官・自見はなこが「新型コロナ対応」を振り返る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年12月21日 19時45分

前厚生労働大臣政務官・自見はなこが「新型コロナ対応」を振り返る

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(12月13日放送)では、番組パーソナリティであり前厚生労働大臣政務官の自見はなこが、新型コロナウイルスについて振り返った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(アシスタント):今回は、自見さんに「新型コロナウイルス」との関わりについてお伺いします。

自見:私は厚生労働大臣政務官として、加藤勝信大臣をお支えする立場にありました。1月から新型コロナウイルス対策本部の本部長代理ということで、ど真ん中でコロナ対応にあたるという役割を仰せつかっていました。新型コロナについてのファーストミッションは、中国の武漢に住んでいた日本人の方々のうち、希望される方を無事に日本に戻すということでした。

淵澤:そうでしたね。

自見:私が関わったのは、まさにそこからでした。武漢から戻られた方をお迎えする施設に、感染症の専門家の先生方にはチームとして入っていただきました。医療スタッフ以外の事務スタッフも不安だったと思うのですが、利用者の方から感謝のお手紙をいただいて、それが掲示板に貼られていたのを見たときは、私たちも目頭が熱くなりました。無我夢中だったのですが、ホッとした瞬間でした。

感染者の波は「ハンマー&ダンス」と表現されたりします。感染が拡大し始めたらハンマーで叩いて抑え、また増えたら抑えて、ということを繰り返す。なぜハンマーで叩くのかと言うと、時間を稼ぐことがとても大事なのです。感染者数を減らすことで死者を減らす、あるいは医療のひっ迫を抑えるということはもちろんなのですが、いちばん大事なのは、未知のウイルスの正体を知るということです。そして同時に新しい治療法や治療薬の開発、ワクチン開発のための時間を稼ぐのです。これがとても大事です。

ただ、時間を稼ぐなかで過度に医療機関がひっ迫すると、本来受けられるはずの新型コロナの治療も受けられなくなります。あるいは通常の検診や手術など、普通だったら当たり前に受けられる治療が遅延しないことも大事です。かつ、重要なことは医療と雇用。このようなことをコロナから学んだと思います。

この1年間は辛い思いをしましたが、大きな気づきもありました。皆さんと大変な困難を乗り越えている瞬間だと思っています。

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