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松任谷由実から8時間後に「曲できた」 一青窈が明かす『かたつむり』制作秘話

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2020年12月22日 21時50分

松任谷由実から8時間後に「曲できた」 一青窈が明かす『かたつむり』制作秘話

歌手の一青窈が、12月21日(月)の、ニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」内のコーナー「ゲストとハッピー!」に出演。新曲「かたつむり」の制作秘話を明かした。

一青はコロナ禍で、「ずっと子どもたちと遊んで過ごしていた」と明かし、約3年ぶりの新曲となる「かたつむり」は、コロナ禍におけるステイホームの期間中に、一青が衝動的に書きとめた詩を、自身の尊敬するアーティストのひとり、松任谷由実へ投げかけたことから動き出した楽曲だという。

一青窈:なんとなくコロナ禍で過ごしてて、それまで全くインスタに触れてなかったんですけど、何か時間ができたので、見るようになったんです。そこで、ユーミンさんのインスタを見て。「こんな時期をどんな風に賢い女性は過ごすのだろう」というのを参考にしたくて見てたら、ふつふつと詩が送りたくなって、ショートメッセージを送っちゃったんですね。そしたら8時間後に「曲ができた」と。

垣花:それはすごいやりとりですね。別に「曲作ってくれませんか?」と言ったわけじゃないんですよね。

一青:「詩を読んでみて、グッと来なかったらスルーして構いません」と。でも、直接、読んでほしいと思って送りました。

垣花:このやり取りは凄いなあ。でも一青窈さんもユーミンも、こういう状況の中だからこそ、何かを残さなければっていうようなある種の使命感みたいなものがあったんですか?

一青:そうですね。自分もそうなんですけど、ちょっとええカッコしいのモノをあげたくなっちゃんですよね。インスタでもなんでも、自分の本来の自分よりかは背伸びした自分。でも、だんだんそれをやり続けていると、自分じゃない人がもう一人いるようになっちゃって、それはあんまり素敵じゃないなと思ったんですよね。それでなんか自分も戒めるために、人のこと角出し槍出し、揶揄するかもしれないけども、やっぱり基本は自分が「匿名の自分」じゃなくて、「自分」で前に出ようよっていうことも歌に込められたらいいなあって。そうするとSNSのいさかいって減るんじゃないかなっていう願いを込めてます。

 

垣花:なんかSNSの自分と、本当の自分が違うように感じてるって結構みんな思ってるような感覚な気がします。

一青:そう。なんだかカッコいい方の自分が本当の自分みたいに思えたりして。

垣花:だんだん立ち位置がわからなくなって、妙に高いところから人を攻撃したりとかね。

一青:それはもちろん分かるんですけど、もっとうまく付き合えるといいですよね。

近年、SNSの炎上などが問題視されているが、新曲「かたつむり」はそうしたSNSと自分との向き合い方などへのメッセージも込められているそうだ。一青は「ユーミンさんはインスタで正隆(夫)さんの写真をアップしてたのが、すごくナチュラルで素敵って思ったんです。こういう風でありたいって思って。」と、背伸びをせずに常に自然体という松任谷由実のSNSの使い方に敬意を表していた。

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