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マドンナのリハーサルは朝5時まで!? ワールドツアーに帯同したチェリストが明かす舞台裏

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年1月13日 11時50分

マドンナのリハーサルは朝5時まで!? ワールドツアーに帯同したチェリストが明かす舞台裏

1月10日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に、シルク・ドゥ・ソレイユや、マドンナのワールドツアーに参加したチェリスト・Marikoさんがゲスト出演。マドンナのツアーで経験した、貴重なエピソードを語った。

Marikoさんは福岡県の出身で、4歳からバイオリンとピアノを始め、葉加瀬太郎が率いる音楽バンド・クライズラー&カンパニーの武道館公演に、バイオリニストとして出演した経験もある。チェロは8歳から始め、高校時代からはチェロ1本に絞り、東京藝術に入学。在学中から、ミュージカル『レ・ミゼラブル』に参加するなど活躍。

2019〜2020年には、マドンナのワールドツアー「マダムXツアー」に参加、2か月半も前から始まったというリハーサルの様子を明かした。

戸田:2019年から2020年にかけてマドンナのワールドツアーに帯同し、ソロチェリストとしてアメリカとヨーロッパの劇場でパフォーマンスをされたということですが、マドンナと何か直接お話しましたか?

Mariko:はい。リハーサルをニューヨークで3か月ぐらいやっていたんですけど……。

戸田:そんなに!?

Mariko:はい(笑)2か月半だったか3か月だったか、ちょっと忘れてしまったんですけど、結構長いリハーサルが毎日あって、週6日、昼の3時とか4時から、朝の5時までやっていました。マドンナは割と気さくな方で、私達にも話を振っていて。

戸田:音に対して細かかったり、何か特別な指示はあったりしましたか?

Mariko:細かいです。自分の中でビジョンがとてもクリアに、彼女の頭の中に見えているので、それに近づける為にどうしたらいいのかっていうのを、日々やっていましたね。例えば、チェロじゃなかったところをチェロに変えたり、フェードアウトで終わるようなところを、「Mariko、こういう風に後ろを付け足して」と言って彼女が歌ったのを、「じゃあ、こういう感じで……」みたいな。それぞれがそれぞれの役割を元に、マドンナと相談して作り上げるような形でした。

戸田:ちょっとお喋りタイムもありつつ、そういう長い時間なんですか?

Mariko:マドンナが来るのは夜の7時とか8時ぐらいで、でも私たちは昼の3時、4時に入らないといけないんです。だいたい、そのパターンです(笑)

戸田:“マドンナ時間”があるわけですね(笑)

Mariko:最初にミュージックのリハーサルをして、その後、夜11時頃からのダンスリハーサルで彼女が振り付けを覚えて、その間、私はやることがないから待つしかなくて。ただ、現場は離れられないので。

戸田:ずっと待っているんですね。ちょっと日本では考えられないですね。

Mariko:で、深夜1時頃からランスルーが始まって。超人だから、ポップス界のクイーンとしてあそこまで生き残れたんだろうなと思うんですけど、すごいバイタリティーなんですよ! 朝の3時、4時になっても神経が研ぎ澄まされていて、こちらが気を抜くとすぐ分かるんですよね。常に気を抜けない状態だったので、ホテル帰ったらバタンキューでした(笑)

戸田:ぐったりですよね。マドンナって、私と歳がほぼ一緒なんですけど、やっぱ凄いなって思う。

Mariko:逆立ちもしていたので……。

戸田:逆立ち、私も得意なんです(笑)

Mariko:すごい! それが若さの秘訣かな!?(笑)

現在、マドンナの年齢は62歳。リハーサルの集合時間には少々ルーズだったそうだが、夜7時から朝5時までのリハーサルを週6日も行い、その集中力も凄まじかったと振り返ったMarikoさん。

また番組では、シルク・ドゥ・ソレイユで活動していた時のことや、新型コロナウイルスによる影響、YouTubeでの活動についても紹介。さらにスタジオでチェロの演奏も披露した。

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