“元衆議院議員”豊田真由子が間近で見てきた、森喜朗という“存在”
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年2月14日 11時55分
国内パートナー全68社との契約延長基本合意について記者会見する東京五輪・パラリンピック大会組織委の森喜朗会長=24日午後3時37分、東京都中央区の晴海トリトンスクエア(代表撮影)
元衆議院議員の豊田真由子が2月9日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に生出演。議員時代の“師匠筋”にあたる、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長について語った。
垣花:森喜朗さんのことをフォローするという意味では全く無く、リアルなところで元衆議院議員だった豊田さんが政治家だった時代も含めて、間近で見てきた森喜朗という人物の存在をお聞きしたいんですが。
豊田:そうですね。当時、私の派閥(※)の上の上。(※清和政策研究会 通称:細田派/旧:森派)
私が文部科学大臣政務官だったこともあって、決まったときに、「森会長のところにあいさつに行かなきゃ!」って。事務所に駆けつけて、秘書の方に名刺を渡して、挨拶に来ましたというのが森会長に分かればという立場。それが良いか悪いかというわけではなくて、政治ってそういう世界だし、世の中より30年は良くも悪くも遅れていたので。
豊田:今の永田町に、森会長に物申せる人はいるわけがないというのがリアルな話。今回の発言は、私も女性ですし、海外で仕事もしていたので、聞いてて、とんでもないことをおっしゃったなと。まぁ皆さんがおっしゃっている事を、言ってもしょうがないので、この問題はもっと根が深い話だと思うので、そのリアルな現状をお伝えするのが意義があると思ってるんです。
垣花:ぜひ。
豊田:森喜朗会長は余人を持って代え難いという話があるんですが、本当にそうなんです。2010年に政界を退かれてからも、精力的に活動を続けていて、2019ラグビーW杯、東京五輪を招致するってことも、招致が決まってからの準備も、今までものすごい尽力をされたと思うんです。国内外の色んな関係者と個人的なつながりを持っていて、例えばスポーツ団体、ロシアのプーチン大統領、IOCのバッハ会長とツーカーで話ができて、対等に信頼関係がある方っていないんです。まぁ“いない”ということも問題なんですけどね。
垣花:今回、組織委員会から慰留されたそうですね。
豊田:今回、五輪が1年延期されたんですけど、スポンサーが離れていないんですよ。それは森会長が武藤事務総長と一緒に回ってお願いをしてもらったから、スポンサーが皆ついてきてるとか、やっぱり森会長じゃなきゃできないよねっていうことをみんなが思ってるから、続けてくださいって言っている構図ですね。
垣花:今回の女性蔑視発言について、豊田さんはどう考えますか?
豊田:私達の親世代や私が働き始めた頃に比べたら、だんだん社会はよくなってきていて、今の時代は希望があると思っているし、今回のことも、まだ世代の中でギャップがあるので、それが当たり前だと思ってる人たちも、その考えを変えていただかなきゃいけないし、そういうことをすることで、女性が傷つくんだよ、悲しくなるんだよって歩み寄る事が大切だと思います。
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