日向坂46“ハッピーオーラ”の原点を探る……“坂道オタ女子”のセントフォース・吉田悠希が思索
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月7日 18時5分
吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~
乃木坂46、日向坂46、櫻坂46……“坂道シリーズ”を愛する、セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が、“今推すべき楽曲”をグループの魅力とともにご紹介していきます
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坂道オタクの吉田悠希です!
このコラムでは、今、推すべき楽曲を、坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。
櫻坂46、乃木坂46……とご紹介してきましたが、第3回目にご紹介するのは、(もちろん!?)日向坂46です!
日向坂46といえば、彼女たちを見ない日はないくらい、坂道シリーズの中で今、一番勢いのあるグループです。冠番組やバラエティー番組出演、雑誌の表紙、写真集発売……と活躍の幅は広く、一見すると、デビューから順風満帆にみえる彼女たちですが、実は人一倍、挫折や葛藤を味わいながらも、それに負けない努力をひたむきに続けてきた過去があります。
今回は、そんな魅力たっぷりな日向坂46にズーム! けやき坂46時代の『期待していない自分』という楽曲と共に、ハッピーオーラの原点を探っていきます。
■スタートはひらがなけやき。欅坂46との稀な関係性
日向坂46は、2019年2月に発売した『キュン』で、改名と共にデビューした坂道グループなのですが、改名前のグループ名は“けやき坂46”(※通称、ひらがなけやき)でした。欅坂46の最終オーディションを家庭の事情で欠席した長濱ねるちゃんの活動のために別のアンダーグループを作ろう!そして仲間を募集しよう!ということで結成したのが、グループ誕生のきっかけです。
こうした経緯もあって、最初の頃は特に長濱ねるちゃんの印象が強烈だった“ひらがなけやき”ですが、2ndシングル以降、ねるちゃんは、欅坂46とけやき坂46の“兼任”となり、最終的には欅坂46の“専任”となって、ひらがなけやきの活動から離れてしまいます。残された他のメンバー達は、アンダーグループとはいっても、結局、欅坂46の選抜に入るチャンスは1度もなく、ねるちゃんがいなくなってしまったことで、欅坂46との関係性もより薄くなってしまい……自分達のグループとしての存在意義や立ち位置に悩むことになります。
日向坂46のドキュメンタリー映画『3年目のデビュー』の中で、かとし(加藤史帆)が「私たち、いる意味ある?」という言葉から当時を語っていましたが、これは決して誇張した言葉ではなく、本当に、あの当時のひらがなけやきの状態を表すには、残酷だけれど端的な表現だったと思います。(ちなみにこの映画、予告編だけでも目頭が熱くなります。本編も見ごたえありなので、アイドルファンの方には、特に観てほしいです)
■ライブパフォーマンスがとにかく最高! みんなを笑顔に!
そんな、欅坂46の存在に隠れてしまっていた状態から、私がひらがなけやきをしっかりと認識するきっかけになったのは、紛れもなく、ライブパフォーマンスでした。独特の世界観を表現し続けた欅坂46とは対照的に、ひらがなけやきがステージに登場すると、とにかく底抜けに明るい! それは、欅坂46の楽曲が持つ、重厚なパワーで充満したその場の空気を、ガラッと変えてしまえるくらいの強烈なパワーです。
ひらがなけやきを観ていると、笑顔になれて、一緒に踊りたくなる! 声を出したくなる!! 初の野外ワンマンライブ『欅共和国2017』のときには既に、楽しいライブを作る達人でした。『誰よりも高く跳べ!』は、ライブで盛り上がる定番曲。もちろん欅坂46と似た、重みのある世界観の楽曲を披露することもありますが、そういう楽曲をライブで全力パフォーマンスしたとしても、その直後には、すっと笑顔に戻り、MCでもさらに楽しませてくれる。一見すると、欅坂46の存在に隠れていたようにみえていた“ひらがなけやきの時代”でも、着実に実力は磨かれていて、パフォーマーとしての意識や熟練度は、もしかしたら上だったのかもしれないと、今でこそ思わずにはいられません。
■『期待していない自分』が放つ、夜明け前の期待感
『期待していない自分』……この楽曲は、ひらがなけやきとしてのアルバム『走り出す瞬間』に収録されている作品です。「走り出す瞬間って……」とアルバムのタイトルだけで、ぐっときてしまう単純なオタクが、このコラムを書いている訳ですが(笑) そんな、オタク的視点を省いたとしても、この楽曲は歌詞、MVの映像、ライブパフォーマンス、この作品に向き合うみんなの姿、あらゆる視点において魅力に溢れています。
歌詞の世界観には、いつもなぜか自分だけ上手くいかない、言い訳すらできない「僕」の葛藤や苦悩がダイレクトに表現されている一方で、俯いた顔を上げる前向きな表現は、よく歌詞を読み、自分なりの解釈を探さないと見つけられません。当時のグループと重ね合わせて聴きこむと、苦しくなる曲でもあるのですが。それゆえ、センターを務めたみーぱん(佐々木美鈴)がこの作品に対して、「期待していないって思っていても 心のどこかでは期待していて 私達にぴったりな青春感溢れる曲です」(2018年6月16日放送 TBSテレビ『COUNT DOWN TV』)とコメントしていたのが、なんというか、ものすごく印象的でもありました。悩みながらも走り続ける、葛藤の中にある期待や希望。苦しい気持ちに表裏して存在する明るい感情を、作品の解釈やパフォーマンスとして胸を張って表現できることは、日向坂46のグループとしての強さだと思います。
加えて、MVも必見。メンバーそれぞれが特技を披露していくので、自己PRを見ているような感覚でメンバーを知ることができます。作品の中で、走ったり、歩き続けたり、前に向かってくるような演出が多いのも特徴的なのですが、どんなときも歩みを止めなかった日向坂46らしくて、躍動感たっぷりです。個人的に大好きなのは、MVの終盤。ラストのサビを、全員集合して屋上で踊るシーン。強い風で髪や衣装がなびいていても、なりふり構わず踊る姿と、凛とした表情がたまらなく美しくて……! まさに夜明け前、ここからもっと駆け上がっていくんだ! というワクワク感とメンバーの一生懸命な姿は、絶対に観ていただきたいです!
■箱推し続出! 坂道グループの最強進化系が日向坂46
「実はおひさま(※日向坂46ファンの愛称)なんだよね〜!」と、私も周りのスタッフさんから聞くことが多くなった今日この頃。「だれ推しですか?」と聞き返すと、うーん……と悩んだ末に「誰か1人っていうよりみんなが好き! グループを応援したいから、箱推しかな」と答える方が、圧倒的に多いのも面白いところです。これは日向坂46の特徴であり、最強の武器ですね。
全員が、全力でメンバーのことを思いやり、それをグループの力に変えている。アイドルグループというと、総選挙や選抜といった、メンバーと競い合うことも大きな要素の一つであって、それをリアルに見せていくことが当たり前になりつつありますが、日向坂46は自分自身と戦うことを選んだ、唯一無二の坂道グループです。だからこそ、その一生懸命な姿勢に元気をもらい、癒されて、笑顔になれる。正直な話、今後の作品で誰がセンターでも驚かないです。誰がセンターポジションに選ばれたとしても、必ず個々の魅力が光り、結果、私たちの大好きな“いつもの日向坂46”が完成すると思うので!
最後に、本当に個人的なお願いなのですが……日向坂でおすすめの子ってだれ?って聞くの、すごく難しいからやめてほしい!(笑) 私だって、ようやく推しを決めたけれど、次点には全員が控えているんですから。
……なので、まずは“おひさま”から一緒に始めませんか?
【『期待していない自分』Music Video】【坂活日誌:日向坂文庫、私が買ったのは……】
わたしは佐々木久美ちゃんが表紙の“ひなた”を選びました~!
協力:Seed&Flower合同会社
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