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接触感染よりも飛沫感染……新型コロナ対策として知っておくべきこと

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月10日 6時50分

接触感染よりも飛沫感染……新型コロナ対策として知っておくべきこと

東京都医師会副会長で感染症を担当する「角田外科消化器科医院」院長の角田徹氏が2月8日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナウイルスの感染対策について解説した。

2019-nCoVの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所 提供)

新行市佳アナウンサー)改めてのお話になるのですけれども、新規感染者を増やさないようにするために、気をつけなければいけないことを教えていただけますでしょうか?

角田)これはもう繰り返しになりますけれども、3密を避けるということと、あとは飛沫感染ですね。飛沫によっての感染が主ですから、やはり大事なのはマスクと手洗いです。それと極めて重要なのが、換気をすること。消毒については過度にする必要ないですけれども、通常の消毒をしていただきたいと思います。

新行)先日気になるニュースで、蛇口をきっかけに感染が起こったのではないかという報道があったのですけれども、これについてはいかがでしょうか?

角田)可能性はあるけれども、蛇口から手を介してたくさんの人に移るということは考えづらいですよね。ウイルスというのは、そういった感染できる状態で自然界に存在することは難しいといった話がありますから、その報道については、恐れすぎない方がいいと思います。それよりも、やはり飛沫感染。例えばマスクを外して休憩室で話をするなど、そういったことが一番問題ですよね。

新行)では、ウイルスが付着しているものを触ってしまってそこから感染というのは、全体的な比率としては、それほど高くはないということでしょうか?

角田)そういった接触感染というのは、実は10%以下だと言われています。手洗いとマスクをしていただければ、普通はうつらないと思っていただいていいと思います。

新行市佳アナウンサー、角田徹氏、飯田浩司アナウンサー

飯田浩司アナウンサー)病症についてもお聞きします。ひと頃、民間病院が受け入れないからだという批判が出たりもしましたけれども、実際は役割分担の中で、受け入れたくても受け入れられないということもあるという風に伺いました。現状は、どのぐらい用意できていると考えればいいですか?

角田)元々高齢者を診ている病院は、例えば15人とか20人の患者さんに対し、1人の看護師さんしかいない場合もある。そういう病院というのは、なかなかコロナの患者さんを受け入れられないのです。ですので、元々病院全体で受け入れの数が少ないということではなくて、受け入れられないから受け入れない。ただ東京の場合でいうと、約55%の病院は受け入れているのですよ。皆さん頑張っていただいていると思っております。

飯田)病院に受け入れるのは、当然ながら中等症から上の方々が多いと思うのですが、ベースを押さえていかないと、病院の大変さはなかなか解消されていかないということになりますか?

角田)その通りです。新規感染者数が、一番医療を逼迫させる原因になりますから。感染者数が2000人だったら、重傷者数が1パーセントでも20人という数が毎日出てしまうということですから、ぜひ新規感染者数を減らせるように皆さん努力してもらいたいと思います。

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