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『ドラゴン桜』指南役、教育評論家の親野智可等「片付けが苦手な子は生まれつき」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月9日 12時30分

『ドラゴン桜』指南役、教育評論家の親野智可等「片付けが苦手な子は生まれつき」

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(3月7日放送)に、教育評論家の親野智可等(おやの ちから)が出演。子どものしつけと片付けについて語った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

自見はなこ:今回も親野智可等さんに、しつけにおいて大切なことをお伺いします。「叱りながらやると逆効果になってしまう」というのは、どういうことですか?

親野:「歯磨きしないとダメ」「片付けをしないとダメ」と言うと、本当の価値がわからないままやってしまう。つまり、叱る人がいないとやらないのです。

自見:親野さんの著書のなかで、「すっぱい葡萄」という言葉が出て来ます。

親野:イソップ童話にある話です。狐が葡萄を見つけて、食べたいからジャンプする。高いところにあるから何度ジャンプしても届かず、そして最後には諦めます。そのときに狐は一言、「あの葡萄はすっぱいから僕は食べない」と言う。葡萄の価値を下げることによって、自分のエゴを守ったのです。これと同じことが、人間にはあらゆる場面であります。例えば子どもが片付けをしろと言われたとき、「片付けよりも健康の方が大事だよ」と言い返す。つまり片付けの価値を下げることで、自分を守ろうとする。

自見:人間心理の奥の深いところですね。また、皆さんしつけで困っているなかに「片付け」の問題があると思うのですが、片付けは手伝ってあげてもいいのでしょうか?

親野:合理的な工夫は大事ですが、それでもできない子がいます。いろいろな人たちを見て来て、自分のなかでは結論が出ているのですが、「片付け」ができるかどうかは生まれつきなのです。環境や親のしつけではあまり変わりません。

淵澤由樹(アシスタント):衝撃です!

親野:640件の家庭訪問をしたのですが、いたるところで証拠を見て来ました。親のしつけで片付けができるようになれば、兄弟全員ができるようになるはずです。生まれつきの部分が非常に大きいのです。私は「片付けを手伝ってあげてもいい」と言っています。「それでは自立できない」と言う人がいますけれど、自立ってそういうことではないのです。やりたい遊びをやっている子は、自立ができているのですよ。ただ「片付けが苦手」なだけで、大人になるとできるようになる確率は高いです。

自見:子どもは自ら育つので、過度に心配しなくてもいいのかも知れませんね。

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