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熊本名物「からし蓮根」……なかなか県外に伝わらなかった事情

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月10日 21時10分

熊本名物「からし蓮根」……なかなか県外に伝わらなかった事情

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月26日放送分のテーマは「レンコン」です。

からし蓮根は、茹でたレンコンの穴に辛子味噌を詰めて、卵黄などで黄色くした衣をつけて揚げたものです。馬刺しと並ぶ熊本を代表する郷土料理で、輪切りにしていただきます。

からし蓮根の誕生は江戸時代の初め頃です。当時、現在の熊本を治めていたお殿様、細川忠利(ほそかわ・ただとし)公は体が弱かったそうです。そのことを心配されたお寺の和尚さまは、レンコンには栄養が豊富に含まれていることを知りました。そこで忠利公にレンコンを召し上がるように勧めました。

その時、考え出されたのが「からし蓮根」です。麦味噌に和辛子の粉を混ぜたものをレンコンの穴に詰め、麦粉やそら豆粉、卵黄を混ぜ合わせた衣をつけて、菜種油で揚げました。

これを忠利公に差し出したところ、とても気に入られて、食事の時、いつも召し上がっていたそうです。その結果、食欲も増して健康的になったそうです。

また、輪切りにしたレンコンの切り口が細川家の家紋に似ていることもあって、忠利公はからし蓮根の作り方を秘伝のものとしたそうです。

そうしたこともあって、熊本以外に作り方が伝わったのは、明治時代になってからだそうです。

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