「バカ」は成功したけれど……マツタケの人工栽培は成功する?
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月11日 18時10分
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「マツタケ」です。
現在、日本に流通しているマツタケの約95%は海外からの輸入です。そのうち中国からの輸入が約四分の三を占めています。他にはトルコやアメリカ、カナダなどです。
日本国内の生産量ですが、最も多かった1941年(昭和16年)と比べると、現在は二百分の一程度だそうです。去年のデータでは生産量が最も多かったのは長野県で、全体の半分近くを占めています。その次が岩手県で、さらにその次が岡山県。そして、石川県や京都が続きます。
他のキノコ類はほぼ前の年と同じでしたが、マツタケは天候が良くなかった影響もあって、大幅に少なかったそうです。
国内産のマツタケが年々、少なくなっていく中、他のキノコのように、マツタケの人工栽培の研究が長年にわたって行われています。2018年にはマツタケに近い「バカマツタケ」というキノコの人工栽培に成功しましたが、残念ながらマツタケはまだ成功していないそうです。
人工栽培が難しく、収穫量も限られている分、国内産のマツタケは貴重な存在で、その分、お値段も高くなってしまいます。そんなところから“高嶺の花”になってしまうそうです。
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