コロナ重症化予防薬候補「イベルメクチン」使用認可を強く望む 東京都医師会・尾﨑会長
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月13日 21時55分
![コロナ重症化予防薬候補「イベルメクチン」使用認可を強く望む 東京都医師会・尾﨑会長](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/nipponhoso/nipponhoso_277231_0-small.jpg)
東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が3月10日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナウイルスへ対策として有効な、イベルメクチンの使用を認めてほしいと訴えた。
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FRANCE – PHARMACY – COVID-19 イベルメクチンは48時間以内にコロナウイルスを殺すことができる 撮影地:フランス ISSY LES MOULINEAUX <Hans Lucas via AFP> 写真提供:時事通信社
飯田浩司アナウンサー)新型コロナウイルスで入院された方は、治療やリハビリを終え、最終的には自宅に帰っていくということになりますが、自宅療養についてはどのように考えればいいでしょうか?
尾﨑)現在、自宅療養をしている方、あるいは自宅療養ではありませんがまだ入院先が決まらない自宅待機者の方が、両方とも約500人ずついます。そうした方たちをどうやって診ていくかという体制も、きめ細かく状況を見守っていくための仕組みとして大事なのです。そういうなかで、やはりお薬も必要だと思います。ただ見守って、パルスオキシメーターの数値が悪くなったら狼狽えるというのが現状です。それだけではなく、何か重症化予防が期待できるお薬があれば、そういったものを使いたいというのは、現場の非常に強い希望です。
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ノーベル賞授賞式を終え、北里大学特別栄誉教授の大村智博士がスウェーデンから帰国。メダルを持ち笑顔を見せる大村智博士=2015年12月13日 午後、東京都大田区 写真提供:産経新聞社
飯田)そういったお薬のなかで、1つ、使えるかもしれないお薬があるということですが、お聞かせいただけますか?
尾﨑)イベルメクチンです。ノーベル賞を受賞された大村智先生が発見した、土壌の微生物から合成して作ったもので、元々は抗寄生虫薬です。アフリカや南米などではオンコセルカ症という感染症があり、これが原因で失明されている方がとても多かったのですが、このイベルメクチンができてからそういった方がどんどん減り、何百万人も救われています。日本でも糞線虫という寄生虫がいて、これは沖縄など南方に多いのですが、そういったものに適応する薬としても認められています。あと、疥癬というダニによって強いかゆみを引き起こされる方もいて、その治療もいままでは大変でした。ところがこのお薬を1回飲めば治ってしまうということで、抗寄生虫薬としても貴重なお薬です。
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新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー
尾﨑)実はこのお薬は、27カ国で世界的に治験が行われており、コロナのお薬としてもかなり良い報告があります。約35の論文をまとめて解析すると、予防として使えば91%効き、全体の評価としても7割程効果があるのではないかという結果が出ています。イギリスなどでも、いま学者たちが集まり、イベルメクチンを推奨しますという報告書を出しています。アメリカやイギリスがかなり動き始めていますので、今後はイベルメクチンが使えるような方向に行くのではないかと思っています。日本もただ待っているのではなく、一時的に治験を進めながら緊急使用という形で認めていただいて、我々医師の裁量権のもとで使えるような形にしていただけないかと思っているところです。
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