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“冬”のイメージの「甘酒」が“夏”の季語である不思議

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年3月17日 11時10分

“冬”のイメージの「甘酒」が“夏”の季語である不思議

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「甘酒」です。

米麹を使って造られる「米麹甘酒」の歴史はとても古くて奈良時代の歴史の本「日本書紀」にも登場しています。それによりますと、現在の甘酒の原型となるお酒が既に古墳時代にあったそうです。

その後、平安時代になると米麹甘酒が造られるようになって、貴族の間で飲まれていたそうです。こうした米麹甘酒が、一般庶民の間でも飲まれるようになったのは、江戸時代になってからです。

甘酒と聞くと「冬に飲むもの」というイメージをお持ちの方、いらっしゃるかも知れませんが、この時代は主に「夏の飲み物」で、暑気払いによく飲まれていたそうです。

今のようにクーラーも扇風機もなかった時代、暑さで体力が一気に落ちて、それが原因で亡くなる方がとても多かったそうです。

そんな夏に、栄養たっぷりの米麹甘酒は体力の回復にとても効果的だったことから、「夏の必需品」だったそうです。

「天びんをかついだ甘酒売り」は夏の風物詩で、俳句では「甘酒」は夏の季語になっています。そんなこともあって、ここ数年、熱中症対策に甘酒が注目されています。

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