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辛坊治郎「目標は“生きて帰る”」 日付変更線を越えた洋上から立川志らくと田嶋陽子へ宣言

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年5月10日 19時51分

辛坊治郎「目標は“生きて帰る”」 日付変更線を越えた洋上から立川志らくと田嶋陽子へ宣言

ヨット太平洋単独無寄港横断に出航したキャスターの辛坊治郎が5月10日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」にヨット太平洋単独無寄港横断中の船上から電話出演。日付変更線を越えたあとの報告をした。

辛坊治郎

辛坊治郎

ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」では、番組パーソナリティの辛坊治郎がヨット太平洋単独無寄港横断に挑戦している間、“スペシャルパーソナリティ”たちが“留守番”をしているが、番組では「生存確認テレフォン」と題して、辛坊に持たせた衛星携帯電話へ毎回必ずかけることとなっている。

辛坊は4月9日午前9時17分に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーからKaorinV(カオリンファイブ)号で出港したが、日本時間の5月8日に日付変更線を越えた辛坊へ、この日スペシャルパーソナリティを務める落語家・立川志らくとスペシャルコメンテーターの田嶋陽子、そしてアシスタントの増山さやかアナウンサーは電話を掛けた。

日付変更線を越えた際には、船上でシャンパンをあけて、海の神様、船の神様と3人でお祝いしたという辛坊。そんなハッピーな声を聞きたいと思うスタジオの3人だが、こんな時に限ってなかなかつながらない。そこで20分後に改めて掛けたところようやくつながったため、田島のこんな呼びかけで会話が始まった。

田嶋:辛坊さん、嫌がっているのかなと思って。私と話するの(笑)

辛坊:用意万端で正座して待ってたんですけど、電話かかってこなくて! 電波が衛星の具合で結構切れたりするらしいんで。ちょっと今日、調子悪いですね。

元気な声の辛坊に安心した田嶋。

田嶋:元気で嬉しいです! 寂しくないですか?

辛坊:人間が「寂しい」って感じるのは……たとえば5~6人でいるときに心が通っていないと「寂しい」と思うので、ひとりでいる分には全然寂しくないですね。

田嶋:すごくよくわかる!

KaorinV(カオリンファイブ)

KaorinV(カオリンファイブ)

そして辛坊は、航海の状況を次のように伝えた。

「いま太平洋のど真ん中で、この1週間、船の一艘も見なかったですよ。なんにもない! いるのは鳥とクジラくらいですね。ちっちゃい4~5メートルぐらい、たぶんゴンドウクジラとか、イルカとかそんなんですね、見てるのは」

森田耕次解説委員、田嶋陽子、増山さやかアナウンサー、立川志らく

森田耕次解説委員、田嶋陽子、増山さやかアナウンサー、立川志らく

この声を聞いていた田島は思わず声を掛けた。

田島:懐かしいね、辛坊さんの声。でも、早く帰ってこないと忘れちゃうよ!

辛坊:いいんです、もう忘れてください。僕のことはほっといて(笑)

志らく:ほっとけないでしょう(笑)

これを受け、「志らくさんが一生懸命やってるよ!」と田嶋が呼びかけると、

「ありがとうございます。皆さん本当にありがとうございます! とりあえず毎日がサバイバルですから、とりあえず、目標は生きて帰る。それで頑張ります!」

と、即座に口にした辛坊。感謝と意気込みが伝わった!……と思いきや、

「あ、ごめんなさい。あー電波状態が-ーー!」

と、棒読みで言うと電話はツーツーツーと切れてしまった。

苦笑するスタジオの3人だが、「明るく冗談も出るくらいなので……」と、ひと安心した一同であった。

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