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安倍前首相の再始動、二階・森山氏の影響……週刊文春記者が見る「ポスト菅」への動き

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年5月20日 12時24分

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『小池百合子 権力に憑かれた女 ドキュメント東京都知事の1400日』(光文社新書)の著者で、週刊文春記者・和田泰明氏が、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(※ヨット太平洋単独無寄港横断中のため辛坊は不在)に出演、東京五輪と都知事選への小池都知事のスタンスについて自説を語った。

「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム3」パネルディスカッションに臨む安倍晋三前首相=2021年4月22日午後、東京都千代田区 撮影日:2021年04月22日

重鎮の二階・森山氏の“フェードアウト”を待つしかない若手

飯田)ポスト菅、その先みたいな動きって何かありますか。

和田)いまのところ難しいですよね。やっぱり二階(幹事長)さんとか、森山国対委員長とか、あの辺りのベテランがグッと抑えていますから、私はあの辺りはずっと変わらないのではないかと思っています。若手の国会議員と喋っていて、「いいんですか。まだ二階さんとかがずっといて」と言っても、「まあいいんじゃないの」という感じになっていますよね。だからずっとフェードアウトするのを待つという状況になってしまっているという現状です。

飯田)それで現体制がずっと続いていくということは、潜在的にくすぶる不満みたいなものは高まると。(和田さんの)仕事が増えるのではないでしょうか。

和田)そうですけど、なかなかよく言われるように、いまの3回生までって、ずっと風だけで通ってきた方が多いので、政争みたいなものを経験していない方が多いため、牙を抜かれてしまったみたいになっていて、果たして戦えるのかというのは思います。

会見に臨む自民党・二階俊博幹事長=2019年2月26日午前、国会内 写真提供:産経新聞社

他派閥からのファンも多い安倍前首相

飯田)その辺りの人たちがもっともお世話になったのが前の総理の安倍さんですよね。派閥を超えて選挙を飛び回るぞみたいなことをおっしゃっていると。どうなのですか。

和田)すごく元気ですよね。(4月27日に)ネットの番組にも出ていましたし。めちゃくちゃ面白いですよね、お話も。

飯田)その辺りがうごめいたりということはあるのでしょうか。

和田)どうでしょうね。なかなか難しくないですかね。安倍さんはみんなからすごく好かれているというか、一般国民もそうだし、自民党の議員のなかでも、ほかの派閥からのファンも多いので、やっぱりリーダーとして明るいじゃないですか。だから、あるかもしれないですけれど、どうでしょう。

飯田)だけど、そうなってきたときには当てるネタが文春にはあるのですか。

和田)私にはないです。

飯田)またまた(笑)。

和田泰明氏、増山さやかアナウンサー、飯田浩司アナウンサー

(ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」4月29日放送分より)

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