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新型コロナウイルスに対する国立国際医療研究センターの役割

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年7月26日 11時20分

新型コロナウイルスに対する国立国際医療研究センターの役割

東京都医師会広報委員で国立国際医療研究センターの徳原真氏が7月19日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。コロナ禍における国立国際医療研究センターの役割について語った。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

国立国際医療研究センターの役割

新行市佳アナウンサー)国立国際医療研究センターの新型コロナウイルスに対する役割を教えていただけますか?

徳原)私たちのところは国の高度医療センターで、感染症を1つのミッションとしています。もちろん、患者さんを引き受けて治療することも行っていますが、研究や研究データの発信、他の医療機関と連携してコロナに対するいろいろな対応をしています。

重症化を防ぐ鼻カニューレ療法

新行)コロナに関しては、これまでどのようなことを研究されて来たのですか?

徳原)患者さんの研究として臨床研究もしますし、薬の研究なども共同で行っています。治療に関しては、重症になった人は、挿管と言いますが、口から管を入れて人工呼吸器に乗せる治療をするのです。その前の段階で、鼻から酸素を投与して重症化を防ぐ、高流量の鼻カニューレ療法という治療を積極的に行っています。それに関しては感染の危険性があると言われていたのですが、感染はしないということを論文にして発表しています。

徳原真氏、新行市佳アナウンサー

瞬く間に過ぎた1年

新行)この1年を振り返るといかがでしたか?

徳原)あっという間の1年でした。第2波、第3波とあって、その都度、対応するという状況が続いていたので、本当にあっという間の1年だったというのが個人的な感想ですね。

この1年で得られた経験値

新行)この1年を通して、得られたことやわかったことは何でしょうか?

徳原)治療に関しては、かなり進んだのではないかと思います。昨年(2020年)4月の第1波の段階では、どんな病気かもわからず、治療している側も不安があったと思いますが、経験を積むことによって、1年前とは違った対応ができているのではないかと思います。

新行)経験値を積んで来た部分で、他の病院や医療関係者の皆さんと共有、連携したりすることはあるのでしょうか?

徳原)レジストリーと言って、患者さんを集めて登録するようなことを私たちのところが中心になってやっています。さまざまな患者さんの情報を蓄積することができたと思います。

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