「金田が投げてるぞ! 勝てば400勝だろ。ちょっと行って来い!」突然命令されて後楽園球場へ飛んで実況した宿直勤務アナウンサー
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年8月5日 18時5分
ショウアップナイター エピソード55
<エピソード24~上司から言われた忘れられない一言~>
~今年2021年、放送開始から「55周年」のシーズンを迎えたニッポン放送「ショウアップナイター」。これを記念し、中継だけでは届けきれない取材情報や解説陣の“ここだけの話”など、「55」のエピソードを紹介していく連載企画~
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ショウアップナイター実況担当の宮田統樹アナウンサーが、金田正一の400勝達成の“実況”の裏側を振り返った。
今年2021年に55周年を迎えるニッポン放送ショウアップナイター。その実況担当であるニッポン放送の宮田統樹アナウンサーが、金田正一が日本球界初の通算400勝を達成した日、昭和44年10月10日を振り返った。
「僕はその日、宿直(※会社に泊まりこむ)勤務でした。宿直アナウンサーは、夜にその日のプロ野球の結果などスポーツ情報をお届けする『スポーツダイアリー』という番組を担当していました。僕がその番組の準備をしていたところ、突然上司から『金田がいま後楽園で投げているぞ! 勝てば400勝だろ。ちょっと行って来い!』と言われました。
その日は、シーズン終盤で消化試合となっていた後楽園球場の巨人-中日戦。後楽園球場はガラガラ、なんとなく薄暗いイメージでしたね。川上哲治監督が金田さんに400勝の達成をさせてあげたいという気持ちがあったのでしょうね。川上監督の計らいで先発投手が4回まで投げ、幸いにも巨人がリードしたシチュエーションで先発投手に勝ち投手の権利を与えないでリリーフピッチャーとして金田さんを最後まで投げさせました。
慌てて後楽園球場に行ったものの、私ひとりですから、慣れない音声の機械や通信機器など全ての電源を入れ実況マイクのフェーダーを上げ、ようやくしゃべりはじめました。ドキドキしていたのでしょう、段々とその瞬間が近づいてきて、ちょっとうわずった声で『金田400勝なる! 金田400勝! 金田嬉しそう』……そんな実況がいまだにアーカイブとしてニッポン放送の地下倉庫にあります。若干記憶が曖昧ですが、優勝した時のように試合終了と同時に選手がベンチから出てきて祝福していたような印象がありますね」
「たまたまその日に僕が会社にいて、僕に運があって巡り合わせがあったのでしょう。いまだに『お宮(宮田アナウンサー)行ってこい! 後楽園に行ってこい!』という上司の一言が忘れられません」
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