「何度も手紙を読み返して作った」YOASOBI・Ayase、初の“手紙原作曲”の制作秘話を語る
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年8月10日 11時45分
8月3日(火)深夜、コンポーザーのAyase、ボーカルのikuraからなる音楽ユニット・YOASOBIがパーソナリティを務めるラジオ番組「YOASOBIのオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送・毎週火曜24時~24時53分)が放送。新曲『ラブレター』(8月9日に配信リリース)の制作秘話を語った。
『ラブレター』は、手紙をもとにYOASOBIが楽曲を制作する企画から誕生した楽曲で、当時、小学6年生の“はつねさん”から届いた、「音楽への感謝」を綴った手紙を原作にしている。楽曲を作る中で、さまざまな思いが込み上げてきたとAyaseが語った。
「僕らYOASOBIは、物語や小説を音楽にしているけど、手紙を楽曲にしたのは初めてで。何度も何度もその手紙を読み返して作ったんだけど、めちゃめちゃ思い出深くてね。
作っているうちに、はつねちゃんが大人になった時のことを……。だってさ、好きなアーティストが、自分が書いた手紙を元に楽曲を作ってくれるって、もの凄い体験だから、二十歳とかもっと大人になった時、きっと何かのタイミングで聞き直すことは絶対にあると思うの。一生聞いてくれる曲になると思って。
例えば将来、辛いことがあったり壁にぶち当たったりした時に、ふとYOASOBIが作った曲を聞いた時、未来のはつねちゃんの背中を押せるかもしれないとか、そんなことを考え出したらなんか、ボロボロ泣けてきちゃって! お父さんになったかのように(笑)。
そして音の部分では、先日あったYOASOBIの配信ライブ『SING YOUR WORLD』でも共演した大阪桐蔭高等学校吹奏楽部のみなさんに、ブラスバンドアレンジを入れてもらっています。はつねちゃんの『音楽にいつも救われている。本当にありがとう』という気持ちをどうやって音で表現しようかと考えた時に、とにかく楽しくて賑やかで、音楽のハッピーな部分を全部詰め込んだ楽曲にしようと思って作りました」
原作の手紙を書いたはつねさんのことを考えて、号泣したこともあったというAyase。
また、配信ライブ『SING YOUR WORLD』に続き、新曲『ラブレター』でもコラボした大阪桐蔭高等学校吹奏楽部とのエピソードも語り、コロナ禍でどうやって集まり、レコーディングするか悩まされたという。最終的に学校側がスケジュールを調整してくれたそうで、Ayaseもikuraも「本当にありがとうございます」とラジオを通し、改めて感謝を伝えていた。
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