注目のミュージシャン・syudou、モテたくて音楽の道に 吹奏楽部時代は「本当にモテまして!」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年8月20日 15時0分
8月13日(金)深夜、ボカロPでシンガーソングライターのsyudou(しゅどう)がパーソナリティを務めるラジオ番組「syudouのオールナイトニッポンX(クロス)」(ニッポン放送・24時~)が放送。音楽の道に進んだ経緯や、女の子から「モテる」ことへの強い憧れを語った。
syudouといえば、Adoのデビュー曲『うっせぇわ』を手掛けたことで一躍注目を集めるアーティスト。ボカロPとしての活躍にとどまらず、シンガーソングライターでもあり、楽曲『ギャンブル』はTVアニメ「月が導く異世界道中」のオープニング主題歌に起用。独自のダークな世界観を武器にファンを拡大している。
番組冒頭、就職活動でニッポン放送を受けた程のラジオ好きだと明かしたsyudou。友人であるYOASOBIのコンポーザー・Ayaseが昨年2020年に「オールナイトニッポン0(ZERO)」でパーソナリティを担当した際は、「うらやましさと悔しさでいっぱいで……」と当時の心境を振り返る。そして、「1年経って今、こうやってオールナイトで喋らせてもらっているのが本当にうれしいです」と語った。
そんな中、syudouは音楽を始めたきっかけは“モテたい”という下心があったと明かす。
「僕、ずっと下心というか、『モテたい! モテたい!!』と思って生きてきて、でも、『なんかモテないな……』と、今に至ります(笑)。
小学校5~6年生の頃には自宅でパソコンが使えたので、ニコニコ動画とかインターネットカルチャーに触れていました。楽しくて見ていたというのもあるんですけど、今思えば、ちょっと下心があって。当時の僕は『タイピングができたら、めちゃくちゃモテるんじゃないか?』と思って。めちゃくちゃタイピングを鍛えたんですよ!
ニコニコ動画のコメント欄に大量にコメントして。それで小学校の技術の授業に臨むんですけど、なんかモテないなと。そんな時、初音ミクというのが発売されてボーカロイドを知るんです。
中学生になって、それまでは音楽を聞いているだけだったんですが、吹奏楽部に入部して楽器を自分でやるようになるんです。僕はパーカッション、打楽器を担当して。あと、部長、指揮、コンダクターもやったりして。これもやっぱり、『部長で指揮者をやったら、これは間違いなくモテるだろう!』と思ってやりました。
それでもどうせ、モテなかったんだろ? と思わせといて、中学の時は本当にモテまして! 公共の電波で過去の栄光にすがっているのは、情けないかぎりなんですが。親も泣きますね、こんなことを言ってたら。でも、本当にモテて!(笑)
例えば、バレンタインは部員全員から。20~30人くらいいたんですけど、全員からチョコをもらいまして。全部義理チョコだけど、それでもうれしいな、って思っていたら、家に帰ってから、ピンポンって鳴って。(家のドアを)開けたら、女の子が何人かいて『これ、別のチョコだから』って。『音楽スゲー!』みたいな。これが確実に、音楽の道に引きずられるきっかけになりましたね。
パソコンはモテそうでモテなかったけど、音楽はモテそうで本当にモテるんだと、調子に乗るきっかけになったんですよね。この快楽を今一度という感じで、ずっと音楽をやってます」
中学の頃、吹奏楽部で部長を務め、さらに指揮者をしたことでモテたというsyudou。そんなモテ経験から音楽の道にのめり込んだと明かした。
その後、高校ではバンドを組むも反りが合わず脱退。『1人でも音楽をできる方法がないか?』と考え、ボーカロイドで楽曲制作をするようになったと振り返る。そして、就職して社会人になったsyudouは働きながら楽曲制作を行っていたが、2020年に会社を辞めて独立。実は、会社を辞めたのは『うっせぇわ』のヒット前だったそうで、当初は不安な気持ちが大きかったと明かした。
ちなみに現在のモテ状況について、「まだなかなか、最初の目標のモテにはたどり着けていない」とのこと。しかし、今後も活動を継続していけば中学時代のモテ期を凌駕するモテが来るはずだと、期待を語った。
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