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東京都医師会副会長が語る 新型コロナの感染をこれ以上悪化させないために「するべきこと」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年8月20日 11時20分

東京都医師会副会長が語る 新型コロナの感染をこれ以上悪化させないために「するべきこと」

東京都医師会副会長で「平成立石病院」理事長の猪口正孝氏が8月13日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナウイルスの感染をこれ以上悪化させないために国民がするべきことについて解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

新型コロナウイルスの感染をこれ以上悪化させないためには

飯田浩司アナウンサー)新型コロナウイルスの感染はこのまま指を咥えて見ていると、さらに状況が悪化する可能性がある。そうならないために、私たちがやるべきことは何がありますか?

40代~60代と20代~30代の人流の総数は同じ~新規陽性者数は20%対55%

猪口)厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードのメンバーでもある西田先生のデータを見ると、人流が、20代~30代が出ている総量と、40代、50代、60代の出ている総量では、あまり差はないようです。要するに働いている人たちの数だから、その数が人流として外に出ている。ですが、40代、50代、60代の人数を足し合わせ、そのなかから新規陽性者として出ているのは20%ぐらいなのです。ところが、20代と30代を合わせると55%の新規陽性者が出ているのです。20代や30代の方たちは、同じ街に繰り出しているとしても、40代、50代、60代の方たちとおそらく行動様式が違うのでしょう。

飯田)行動様式が。

猪口)それが感染者数に表れています。3密を避けていない、大声を出す、ハグをするなど、基本的な感染予防の行動の差が出ている可能性があります。

飯田)40代~60代との。

猪口)これは私見ですが、そのようなことがあるのではないかと思います。人流をなるべく増やさないようにするためには、テレワークができるのならば、した方がいいでしょう。

猪口正孝氏、飯田浩司アナウンサー

社会全体でワクチン接種が進めば、若い人の接種も進む

飯田)いま総力でやっているワクチン接種ですけれども、順番が来れば必ず打てるものですか?

猪口)必ず打てるものです。ですから、焦らない。順番を淡々と待つということが大切です。副反応が怖いので打ちたくないと言っている若い方たちもいますが、私たちの経験からすると、周りが打って大丈夫だと安心すると打ってくれるようになります。日本の場合は、社会全体がワクチンの接種を進めて行くことによって、若い人の接種も進むのではないかと思います。そこは楽観視しているところがあります。

新型コロナウイルス感染症は人から人へ感染するものである

飯田)最後に、リスナーに向けてメッセージをお願いします。

猪口)新型コロナ感染症は、人から人へうつる病気であるということを改めて考え直してください。人にうつらないようにする。特に40代~50代の方は、自分の身を守るつもりで決して感染しないように行動していただきたいですね。いま感染すると、2~3ヵ月の差で「残念だった」という話になりかねません。

飯田)そうですね。

猪口)それから20代や30代の方たち、また、全世代の方たちには、いま感染を防がないと、2週間後、さらの先の2週間後には、社会的な混乱になってしまいかねない感染拡大になる可能性があります。国民全員で意識を変えていただきたい。「人から人へ感染するものである」ということ。また、1年前の第1波のときの恐怖心を思い出していただいて、「あのときに自分たちが何をしていたのか」というところに戻っていただくとありがたいです。

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