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辛坊治郎、ヨット太平洋往復航海での恐怖体験を告白「生きて帰ってきたのは奇跡」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年8月24日 22時2分

辛坊治郎、ヨット太平洋往復航海での恐怖体験を告白「生きて帰ってきたのは奇跡」

ヨットでの太平洋往復横断に成功し、日本に帰国したばかりの辛坊治郎が、航海での恐怖体験を告白した。

帰国後、さっそくマイクに臨む辛坊治郎

帰国後、さっそくマイクに臨む辛坊治郎

辛坊は今年4月9日に、ヨットKaorinV(カオリンファイブ)号で淡輪ヨットハーバーを出港。6月16日(日本時間)にアメリカ・サンディエゴのシェルターアイランドのヨットハーバーに到着し、太平洋単独無寄港横断に成功した。

その後、7日間の休養と整備を経て、再びヨットでの日本帰国を目指して出発。この日、午前9時19分頃に大阪府岬町の淡輪ヨットハーバーに入港し、無事に日本への帰還を果たした。

この日のニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月~木曜 午後3時30分~)では、辛坊に代わって日替わりパーソナリティを務めるジャーナリストの堀潤が、番組冒頭で辛坊と中継を繋ぎ、直撃した。

堀:お帰りなさい。前回、僕が担当させていただいた時に、血圧を下げるお薬が予定していた半分しかないっておっしゃっていて、足りるかなってお話されていましたけれど。

辛坊:それが明日までだったんです。

堀:わ、ギリギリ!

辛坊:とりあえず生きて帰ってきました。でも、生きて帰ってきたのが奇跡みたいな話で、いっぺんハーバーに船を停めたんですよ。それでエンジンを一度止めて、船を停めた場所から移動するためにもう一度エンジンをかけようとしたら、かからないんです。うんともすんとも言わないんです。だから、たまたま偶然到着しただけで、運がよかっただけですね。

KaorinV(カオリンファイブ)号

KaorinV(カオリンファイブ)号

九死に一生を得た体験を告白した辛坊。だが、怖い体験はこれに留まらなかった。番組後半で再度電話出演した辛坊は、リスナーからの「今回の航海で一番怖かったことは何でしょう?」という質問に答えて、さらなる恐怖体験を語った。

辛坊:怖いことはいっぱいありました。後半の航海であと1週間ぐらいで着くかなという時に、いろんな音がするわけですよ。ヨットでいろんな音がする時って、何か良くないことが起きているんですね。良くないことが起きてるってわかるのは音と臭いですね。何かゴンゴン変な音がするなと思って、原因がわからなかったんですが、やっと原因を見つけたら、バッテリーがバッテリーケースの中で右往左往してガタンガタンいってるんです。

堀:うーん……。

辛坊:端子がショートしたら発火して火事になりますからね。この船には消火器3本積んでますが、バッテリーの横に燃料満載した軽油缶が3つあったんですよ。これもしバッテリーが発火して軽油缶に引火したら、もうどうにもならないじゃないですか。これは怖かったですね。

日本への帰還を果たし、安堵の表情を見せる辛坊治郎

日本への帰還を果たし、安堵の表情を見せる辛坊治郎

まさに危機一髪のピンチに何度も遭遇した辛坊。往復2万kmあまり、日本出発から4か月半のヨットの旅が、いかに過酷だったかを物語る出来事だった。

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