日清食品 安藤徳隆社長 気付かないで食べられる「完全栄養食」を開発中
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年9月24日 8時10分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(9月16日放送)に日清食品株式会社代表取締役社長の安藤徳隆が出演。今後の目標について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。9月13日(月)~9月17日(金)のゲストは日清食品株式会社代表取締役社長の安藤徳隆。4日目は、今後の目標について—
黒木)日清食品が現在取り組んでいらっしゃる「完全栄養食プロジェクト」、見た目や美味しさはそのままに、必要な33種類の栄養素をバランスよくすべて摂取できる食事ということなのですけれども、自宅やお店でいただけるということなのですか?
安藤)まずは皆さんが普段行かれるスーパーさんやコンビニさんでも、お弁当やお惣菜、冷凍食品として購入できるようの、商品化について検討をしています。あとは例えば社員食堂などです。最近、健康経営ということが重要視されていますので、プロジェクトとして進めています。
黒木)これからの展開はどのようになって行くのでしょうか?
安藤)まずは5つくらいのビジネスの側面を考えています。1つは食で病気を無くして行きたい。健康診断に引っ掛かってしまった方、もしくはすでにお薬を飲まれているような方に、集中的に完全栄養食を食べていただいて、それを予防する。もしくは改善するというようなインテンシブプログラムのようなものも考えています。あとはシニアの方を対象に、小さなポーションのなかにカロリーとシニア特有の栄養を詰め込められた食みついても。いろいろな病院と開発を進めています。「いつまでも元気に」ということに貢献できるのではと考えています。
黒木)人生100年時代に食を楽しんでもらいたいのはもちろん、健康な人生を歩むために日清食品さんは食の進化を目指して、まずは日本を未病対策先進国へと目標を掲げていらっしゃるのですよね。早く実用化をお願いします。
安藤)頑張ります。
黒木)安藤社長は、「完全栄養食と気付かないで普通に食べる」というのが重要なポイントだとおっしゃっておりますけれども、その辺りはどのような目標を持っていらっしゃいますか?
安藤)健康的なものを意識して食べるというのは、大変なことだと思うのです。
黒木)「これを食べなくてはいけない」とか、「これを飲まなくてはいけない」ということではないわけですね。
安藤)それができれば、世界から肥満はすでになくなっているはずなのです。やはり、食は楽しいものですし、食欲は欲求です。そのときに食べたいものを食べるというのは、人間の喜びなので、そのときに食べたいもので、すべて我々が完全栄養のもので用意することができれば、好きなものを好きなときに、好きなだけ食べても未病対策が進むような世界がつくれるのではないかと思っています。
黒木)とんかつならとんかつという1食があるではないですか。そのなかにすべて33種類の栄養素が入っているということですか?
安藤)すべて入っていますし、糖質も脂質も塩分も、カロリーまですべてコントロールされています。
黒木)3食いろいろな献立で違うものを食べても、カロリーオーバーにならない。
安藤)自分で設計したカロリーが摂れます。
黒木)やはり未来の食ですね。
安藤)未来の食です。例えば番組のスタッフさんと一緒にとんこつラーメンを食べに行こうとお店に入るとするではないですか。ところが皆さん、体質や体調はそれぞれ違うと思います。高血圧の方がいたり、コレステロールが高めの方がいたり、皆さん違うと思うのですけれども、そこで出て来るとんこつラーメンは、見た目も味も量も全部一緒なのです。ところがその人の体質や体調に合わせて、なかの成分がすべて違う、そんなとんこつラーメンが出て来るようなラーメン屋さんが未来はできていると思うのです。スマートシティみたいなものを設計して行くと、そういうレストランや食のインフラのシステムみたいなものもつくることができるのではないかと思っています。
安藤徳隆(あんどう・のりたか)/ 日清食品株式会社代表取締役社長
■1977年6月8日生まれ。大阪府出身。
■祖父で日清食品創業者・安藤百福の鞄持ちを3年間務めた後、2007年に入社。マーケティング本部や経営戦略本部を経て、2015年から日清食品の社長に就任。
■2019年、雑誌「日経ビジネス」の『世界を動かす日本人50』に選出。
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