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葉加瀬太郎には「メロディーが降りて来る」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年10月4日 8時10分

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(9月22日放送)にヴァイオリニストの葉加瀬太郎が出演。曲が生れる瞬間について語った。

葉加瀬太郎

葉加瀬太郎

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。9月20日(月)~24日(金)のゲストはヴァイオリニストの葉加瀬太郎。3日目は曲が生れる瞬間について…

黒木)8月18日にリリースされましたアルバム『SONGBOOK』ですが……

葉加瀬)「Wild Stallions」という曲は、もともとヴァイオリンとピアノ、チェロ、アコースティックギター、コントラバスの5人だけでやっていた曲なのです。15年くらい前によく演奏していた曲なのですが、寝ているときに夢のなかで、急に出て来たのです。ハンスジマーという大変素晴らしい作曲家がいるのですが、あの曲を、カリブの海賊みたいな、彼のサウンドみたいなスペクタクル溢れる映画のサウンドトラックのように仕立て直したら面白いことになるなと。

黒木)もともとは別の曲を収録しようとされていた。

葉加瀬)アルバム収録曲については、1年くらい前からリストを決めていたのです。

黒木)それで、これに替えられた。

葉加瀬)1曲落ちてしまいました。夢の中でそういうことが起こってしまったので、「すぐ変更しよう」と思って替えました。羽毛田丈史さんにアコースティックのバージョンを聴かせて、「これをハンスジマーみたいにしてくれ」と言って、無理やりお願いしました。

黒木)ドラマチックで、壮大な曲に仕上がっています。映像が浮かんで来るような、ワクワクしますね。

葉加瀬)そうなのです。このタイプの音楽をガチンコで真っ正面からやったのは初めてで、自分としては新境地を開拓できて喜んでいます。これは今度のコンサートツアーでも、「ここぞ」というところでやろうと思っています。

黒木)これはもう、心臓を鷲掴みになりますね。

葉加瀬)やっている方もブルブルしながら演奏しています。

葉加瀬太郎『SONGBOOK』

葉加瀬太郎『SONGBOOK』

黒木)先ほど、「急に音楽が出て来た」とおっしゃったではないですか。急にメロディーが浮かんで来るということがあるということですが。

葉加瀬)ありますね。今回のアルバムでいうと、「Message in the bottle」という曲、これは娘にタイトルを付けてもらったのですが、この曲はレコーディングしているときに作曲する予定もなかったし、収録する予定もなかったのですが、たまたま買ったデニムがいい香りがするメーカーのもので、「パチュリ」というアロマの香りがするのです。そのデニムを履きながらピアノを弾いていたら、ものの10分で曲ができてしまいました。

黒木)香りによって。

葉加瀬)楽しい、日記みたいな曲がたまにあるのです。そういう曲は、この機会に入れておかないと、日の目を見ることもなくなってしまうので変更して、これに差し替えました。

黒木)「Another sky」も入っていますけれども、これも打ち合わせ中にロディーが降りて来たということですが。

葉加瀬)打ち合わせ中に曲ができることは多々あります。

黒木)「こういう曲にしてください」と言われると。

葉加瀬)どんな会社の曲であれ、どんな番組の曲であれ、誰かのために、人のためにしか曲が書けないのですよ。「この社長かっこいい」と思ったら、この社長がもっとかっこよくなる曲を書いてみたいと思うのです。人に書くだけです。それがルールになっている気がします。だから必ず、「曲を書いて欲しい」言われれば、その人に会いに行きます。そうすると簡単にできる。

黒木)どのようにしてですか?

葉加瀬)映画を観ているように浮かんで来るのです。会議をしているときやその人がプレゼンしているのを映画のスクリーンを観ているみたいにして、「こんなサウンドトラックが乗ったらかっこいいな」というところですね。音色が聴こえてきて、ハーモニーが浮かんで来る。

黒木)浮かんでくるのですか。

葉加瀬)そこに自分で歌を歌えばいいので、「そこに歌う」という感じです。そこからは大変ですよ。

黒木)そこからは大変なのですね。

葉加瀬)作曲はひらめきがあれば、そこから後は組み立てて行くことになります。そこから脚本を書くようなことだと思います。最終的には、映画であればフィルミングしないといけないし、音楽であればレコーディングしなければならない。実際の音にしないといけないけれど、頭のなかにきっかけをつくるのは大変というより、「チャンスがどこに転がっているかわからない」という状態でいないと、キャッチできないのです。

葉加瀬太郎(はかせ・たろう) / ヴァイオリニスト

■1968年1月23日 大阪府生まれ。
■1990年、KRYZLER&KOMPANYのヴァイオリニストとしてデビュー。セリーヌ・ディオンとの共演で世界的存在となる。
■1996年、KRYZLER&KOMPANYを解散後、ソロ活動を開始。
■2002年、自身が音楽総監督を務めるレーベルHATSを設立。2007年秋から、原点回帰をテーマにロンドンへ拠点を移す。
■ワールドツアーや全都道府県ツアーなどを行い、日本・世界に向け音楽を発信。年間100本近い公演を毎年行い、2018年、ソロのヴァイオリニストとしては史上初となる単独公演での日本武道館公演を成功させた。
■2020年、世界中が未知のウイルスと戦う中、フルアルバム『FRONTIERS』を発売。また全大陸を応援するべく「葉加瀬太郎コンサートツアー2020 FRONTIERS」を開催。

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